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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記16(1)

その日の宵に待ち合わせをしていました。

私は、用事を済ませて、
その時間に向けてその日を生きていました。
その時間だけを見て。

時間を調整して出かけるところで、
呼びとめられてしまい、
予定よりも1時間ほど、出発が遅れました。
この時点で私は涙目です。

悲しい。
全世界が私の邪魔をしているようにさえ思える。

早く、

・・・。

でも、結局呼びとめたその人が私に言いたかったことも、
ご主人様のそれも、
根本は同じものがある様な気がする。

私の関わり方について。
「結論だけでは分からない、
過程を伝えなさい。」

ざっくり言うとそういう核があるのだと思う。

私は相当頑固なんだと思う。
多分、かなり頑固。

言いたくなかったんだ。

本当の気持ちをどう伝えたらいいのか分からずに
苦しんでいたんだと思っていたけど、
本当の気持ちなんて言いたくなくて
苦しんでいたのかもしれない。
誰にも
ご主人様にも
誰にも
醜いものを見せたくなかった。
そんなふうに認識をしました。

私の気持ち・・・
深いところに隠したから
見つけるのは困難だ
不意に見上げた夕焼けが
思いのほか綺麗だったので、
少し感動した。

どうしてご主人様は、何度も私の気持ちを聞くのか
そう思っていた。
私の気持ちなんてご主人様に関係ないと思っていた。
ご主人様の好きな様に傷つけたり、
思わせぶりに可愛がったりしていたら
それでいいと思っていた。
でも、
なんていえばいいか、
それは、自分を大事にしていないということではなくて、
自分を大事にしすぎていて、
本当に思ったことをそのまま伝える勇気がなかったということだろう。
ご主人様に自分を投げていたのかもしれない。
自分のことを見せずに
ご主人様のことばかり見たがっていたのかもしれない。

どうして私の気持ちを聞くのか?
それは、私がどんな気持ちで在るかは、
私が、私の口で言わないと判らないからだ。
どうして私の気持ちを知りたいと思うかを考えると、
私の存在が(多少は)ご主人様の人生と交差をしていて
ご主人様の調教の成果を量る、性処理を行う、などの目的の為に
(多少は)ご主人様に影響を与えているからだ。
どうでもよければ
こんなに深くまで
関わろうとする態度をとらないと思う。
私はとてつもなく面倒な奴隷だと思える。
ごめんなさい。

素直に自分の気持ちを伝えるのが本当に苦手。
失敗してもいいから、
今日は挑戦してみよう。










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