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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記11(1)

ご主人様からのお呼び出しがありました。
ああ、
あと30分あれば着けるかな・・、
あと5分後にはパソコンを閉じて出かけないと。

お道具は必要ないとのこと。
指定の場所へと気持ちが急ぎます。

日にちをそんなに開けずに呼んでいただけるなんて、
意外なことで驚いています。

どんなふうになってしまうんだろう。
今日。
ああ。
おさいふと携帯を小さめのバッグに入れて、
タイトなデニムのジッパーを締めて、
触りごこちのいいキャメル色の薄手のニットを着て、
合わせるのは・・・
ちょっと高めのヒールが綺麗かな。
あれにしよう。
コールハーンの












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逢瀬日記11(2)

ご主人様に逢える私は尻尾を振る雌犬。
今日はご調教が目的ではないようなので、
「私を遣いたい」と思って下さった気持ちに感謝をする。

夜に冷えた空気の中、
横断歩道の先に
ご主人様を、見つける。
じれる。
はやく、変わらないかなぁ。信号。
人混みのなか、
走っていきたい気持ちを抑える。

ご主人様は、
こちらを一瞥して、
ご主人様の思う進行方向に靴の先を翻す。

ああ。
きゅんきゅん。
ついていきたいです。

冷静な自分が、
はやる気持ちを抑えて、

少し、距離を取って、
ご主人様とは全くの他人のような素振りで
街を歩く。

私だけに、
私の前を歩く、
このかたとの、
つながりが
見えているの。

そう思うと、
燃え尽きてしまいそう。
熱くなるの、
身体の奥のほう。
とめられない。












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逢瀬日記11(3)

ご主人様は、ネットカフェの個室を取られました。

狭い個室に、私に背を向けて寝そべります。
何も言わないまま、
私がその意味を理解して、
静かにマッサージを始めるのを待っていらっしゃるようです。

そのとおりに、
私は黙々と広い背を揉みほぐしはじめます。
こりのある、筋肉質の肩を私のてのひらが覆います。
おそらく・・、仕事帰りに時間をつくってくださったご主人様。
疲れが取れますように、と、願います。
この時間は私のしあわせです。

静かな時間が流れます。

ご主人様と私は、お逢いしてから今まで
ひとことも交わさず
同じ空間にいます。
それがうれしくもあります。

他愛ないお話をたくさんしたい気持ちもありますが、
無言ですごすこの時間も、
私にとってはとても貴重なものです。

私はご主人様を見つめています。
ご主人様は私を「見る」ことは余りありませんが、
その存在を認め、扱って下さいます。
ご主人様は、スマートフォンを手に、
ご自身の時間を過ごしておられるようです。








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逢瀬日記11(4)

もみもみ・・

ご主人様のお身体に触れながら、
無言で時間は流れます。
言葉で、命令していただくのも、とても好き。
文字で、命令していただくのも、とても好き。
でも、目だけで命令していただくのも、
すごく好きだなぁと思いました。

そんなことを考えていると、
不意に、
ぐっと、手首を掴まれます。
突然、
傍に、引き寄せられます。

性的接触はなにもなくても、
それだけで感じてしまう私の身体。

ご主人様が私に対してする何かが
うれしくて堪らない。

それが痛みや、苦痛でも、
「私に与えているもの」と、
感じられるようになってからは、
表面的なことがら以上の意味を持ち始めました。
私は、ご主人様の奴隷として、
奴隷に対してする扱いを「与えて」貰っています。

ああ。こういうの好き。
きつく掴む手首、
そのちいさな行為ひとつに、
ご主人様のSを感じて、
・・・。

拘束、されるのが、好き。

ご主人様は、私を抱えるように
その身体の内側に引き寄せ、
スマートフォンで、前回の調教動画を
私に再生して見せます。
ちいさな画面のなかで
虐げられて歓喜のこえを上げる
奴隷の姿が映っています。

恥ずかしくて・・・
私は、
必死で画面をてのひらで隠そうとします(笑)
そして、それを、阻まれます。
ご主人様はひとこともおっしゃいませんが、
「きちんと見なさい」と、目で云います。

ああ、そう。
こんなふうに、自由を奪われるのが堪らない。
ご主人様の腕、
どんな縄やどんな錠よりも
私の身体、私の心をきつく縛る拘束具。
こうしていたい、
ずっとずっと。
解かないで、
ご主人様、
離さないで、
ご主人様。
もっと・・・縛って・・・


画面の中、いやらしく狂う「過去の私」を、
もうひとりの私が見つめながら、

やっぱり、「現在」も、
静けさの狂乱のなかにいる。









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逢瀬日記11(5)

それから。
ご主人様は、あぐらの姿勢で座って、
私を股間に引き寄せて、
そこに顔を埋めさせます。

カチャ、
と響く金属音。

ご主人様は、ご自身でベルトを外し、
言葉にせず、目で、云います。
「咥えなさい」

あ、
私の目が、潤んでいくのが解ります。
同時に、ショーツで覆われたそこも。

よろこんで快楽の道具にしていただきます。
舌を伸ばして、
迎える様に、
音を立てないように注意しながら、
舌で抱きしめる様に
何度も舐め上げます。

硬く硬くなったところで、
もういい。というふうに、
手のひらで額を掴むようにして
それに夢中の私をやめさせ、
よつばいにさせた私のうしろから、
ご主人様がはいってきます・・・
奥まで、じゅぷじゅぷと突き立てます。

悲鳴に近い嬌声を上げたいのを
必死でこらえて、
視界が涙で滲みます。

タイトなデニムから、ずり下げられて露出した
白くぷっくりした私のおしりが
ご主人様に揺さぶられて、
ご主人様のリズムに跳ねます。







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逢瀬日記11(6)

何度か、試すように、
私を奥まで突きあげてから、
また、すっと引き抜き、
いままで私のなかにいたそれを、
再び喉の奥へと
突き立てます。

ご主人様のかたち、
私の味、
くらくらする快感に
朦朧としながら、
ご主人様のかたちを
必死でなぞります。

ご主人様は、
私の口のなかでいってくださいました。
出してくださる・・・って、わかったとき、
すごくうれしかったです。

いった後のそれを、少し舐めて、
私のバッグから取り出した、
セリーヌの淡いピンクのハンカチで拭います。

衣服を整え、
別々の道を帰ります。
今日、ほとんど全く、といっていいほど、
言葉を交わしていなかったと
今更ながら実感します。
それでも、たくさんのことを
伝えていただいたと、
そんなふうに思います。
リアルタイムでは気づかなかったことも、
ひとりの帰り道には
いろいろなことが、
いろいろな情景で思われます。
ご主人様に時間をいただいているときは
なににも代えられない大事なひとときですが、
帰り道、
ひとりでいろいろ考えたり
思い出したりする時間も
とても貴重です。
溶けて消えるキャンディを惜しむように
その甘みや痛みを
何度も味わいます。
なるべく長く余韻が保てることを望みながら。


偶然。

違う道を行ったのに、
帰り道、
偶然にも、同じ車両に乗り合わせました。
ご主人様は、私に全く気付いていない様子です。
私は敢えて、何も話しかけませんでした。

少し距離をとると、
全く知らない男性のご主人様。
見知らぬ他人の目として、
その男性を覗き見ます。
私のいろいろなことを知っていて、
私はいろいろなことを知らない、
不思議な関係。
でも、
それでいいと思います。

ほかにはなくって、
唯一ここにしかない関係。
私にしか見えないもの、
私にしか映らないもの、
私にしか響かないもの、
そういうものをたくさん感じられるように
なりたいです。

本日は、智薫をお呼びいただきありがとうございました。









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ご主人様とのそれから 逢瀬日記12(1)

「ご主人様に、ご主人様の奴隷だと教えていただきたいです。」

・・・・・

私が、想いを充分に伝えたあと、
時間も、果てを迎えて、
ご主人様は、静かに言葉を口にされました。

「よし。」

ご主人様は、私の髪を撫でてくださいました。
それは、
その話を終えてなお、
私のことを「奴隷」だと認めてくださるご主人様が
そこに居られるのと同義でした。

それからすぐに、お店を出て、
二人、夜風に吹かれます。
冷たい風が、なお心地いい。
私は、
少し距離を置いて先を進む、その背中を見つめます。
ご主人様の背中・・・。
着いて行くことを私に認め、赦す姿。
“私のご主人様・・・。”
その、背中を追う。

部屋に入って、衣類を掛けたら、
ベッドに凭れて、
私に向かって、「おいで」と、声を掛けてくださるご主人様。
私は、その足元に跪き、頬を膝へ擦りよせます。

「おまえはなに?」
ご主人様のその言葉がうれしくて堪らない。
「ご主人様の奴隷です」
いま、一番云いたかった言葉を、ご主人様に向かって、捧げます。

「そうだね。」
ご主人様は、再び、髪を撫でてくださいます。
ご主人様・・・。
私の、ご主人様・・・。

私は、その手のひらの温かさにうっとりして、
蕩けそうになるのを感じながら、
膝に頬を寄せます。

「何もしていないのに、いやらしい顔をしている。」

ああ、感じる。私の息遣いが荒くなっていくのを。
呼吸、促迫、する。
ご主人様の声、言葉、香り、私のすべて、
心地いい、
委ねたい、すべて、
好きに、ご主人様の好きなように。

「おまえは私の前でだけ、可愛い女でいなさい。」


髪を、撫でる・・・、その手。
その通りです、
その通りにいたします。
私は、ご主人様の前では、
只の雌で居ると。
ご主人様の前で、
ご主人様の望む姿になることを望むことを。








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