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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記28(6)

「うれしいです」
ご主人様の身体に嬉々としてまたがって、
ご主人様のぱつぱつに反り返ったおちんち/ん
を、
ぐちゃぐちゃになっている私のそれに沈めます。

貫かれる快感。
白くなる。

力がなくなる感じ。
たとえようのない。

求めていたと、求めすぎていたと思い泣きそうになる。

「これが好きか」という声に、
「ご主人様のおちんち/ん大好きです」と即答をします。
腰を振ります。
身体が望んで。

ご主人様のかたちを、身体で感じます。
腰を掴まれて、ねじるような動きを加えられると、
きもちよすぎて・・、もう、我慢がききません。

ご主人様におまん/こを使っていただいていることを
何度も確かめます。

瞬間、
私を押し倒したご主人様が、上になって
がつがつと奥の方を突き上げます。
思考がとぶ・・。
余分なものがなくなっていく。

只の、雄と雌というか、

何度も突いてくださいます。
大きくて、すごく硬い・・・。
「こわい」とさえ思います。
どうしようもない快感に支配されながら、
雄々しいご主人様を見て、
「捕食されること」を想いました。

それは、私が今まで知っていた(知っていると思っていた)
セック/スとは全く別のもので、
ただひとつのものでした。

私はそのとき一つの個体で、
ご主人様という一つの個体、生命体に、
捕食されるような気分でした。

ニンゲンの私が壊れて、
生物と生物の交わり、交尾、契り、そういうものだと思いました。

深い森で雄が雌を見つけて
種の存続のために本能で交わるような・・・

つきぬける快感の先の死を思わせるような、
生きていることも、同時に痛いほど感じて。
人間の娯楽ではないセック/ス。

「動物」としての本物の交わりを感じました。

もちろん、ご主人様がどのように感じておられたかは判りません。
けれども、
私にとっては、そのように
神聖なものに感じました。
こういう感覚は、
何度も感じられる種類のものではないかもしれません。
だからこそ
このときを
このときだけを
大切に想いました。

「智薫。このままいってほしい?」

「はい。」

「ザーメン奴隷のおまん/こに欲しい?」

「ください。
お願いします。

ご主人様の奴隷のおまん/こに
ご主人様のザーメンください。」

気持ちも身体も、これまでに無いほど、
ご主人様のザーメンをほしがっていました。
大げさかもしれないけれど、
宇宙的なものを感じていました。

「出すよ」


ご主人様の熱を感じます。

貴い。

まぶたをひらき、ご主人様を見つめます。

灼きつけたい。
灼きついて。
忘れないで。
この瞬間を一生忘れたくない。
灼きついて。

宙を仰ぐように、一瞬、斜め上に首を振るご主人様。
揺れる、
スローモーションで揺れる髪。
スッとひらくまぶた。
射抜くような眼。

どくんどくんとなかで感じる拍動。
ご主人様の生命。

放たれたことを知ります。

ああ。
ご主人様のザーメン。
DNA。
生命のスープ。
大切なもの。

とくん、と、脈打つのが止まり、
ご主人様は私から身体を離します。

私は、両手で顔を覆ったまま、
「ありがとうございました」と
口にしました。

ご主人様は少し笑って、シャワーへ向かわれました。
私はひとりでベッドから動けないまま、
泣いていました。

ご主人様が「ちゃんと」「出してやれる程度の」「女である自分」
ということが、
うれしかったんだと思います。
それとも
そうまでされないと
実感できない自分が情けなかったのか・・・
少し泣いてから
ご主人様にご迷惑をおかけしないよう、
私もシャワーを済ませました。

部屋を出る直前、ぼーっとしているままの私に、
ご主人様は、そっと近づき、
肩を撫でてくださりました。

その指先が、
私の顎に降りてきて、
ご主人様の方へと
私の顎をそっと上げさせて、
ご主人様の唇が私の唇に触れました。

軽く触れ、すぐに離れました。
それから、
もう一度、軽く触れました。

私は思考のすべてを停止させてしまいます。

薄い唇。
ご主人様の。
少し冷たい舌が私の口に滑り込みます。
舌先をかすめて、
震えるように、少し舌と舌がふれあいます。
味見をするように、
ご主人様は私を少しなぞります。
そして、なにもなかったように離れていきます。

部屋を出て、別れるときに、
ご主人様は、いつも決して見たりしないのに、
この日は、
一度、私を見ました。
その目が合ったときの感じ、忘れられません。

空気は冷えていて、
けれども、なかのほうが疼くほどに熱くて。

私はひとりになってから、
唇を指でなぞりました。

“ほかのひとに「ご主人様」としてキスしないで
ほかのひとに「奴隷」としてキスさせないで”
そう、泣いて懇願したあとのことだったので、
いつもよりも、
すごく、
特別なことのように思いました。


キスも、セック/スも、
行為だけなら、
たいしたことないのかもしれない。
けれども、
ご主人様に与えられるそれは、
ほかにない、
二度と無い、
「今」「此処」にしかない、
唯一で特別なものだって
切り刻まれる気持ちでそう思います。

価値や貴重さは、
自分でつくって、自分で感じるもの。
自分が今日までの道のりのうちに濃縮するもの。
濃く、濃く、深く。

行為は「与えられたもの」かもしれないけれど、
貴いと感じる気持ちは、「与えられたもの」ではない。
自分で磨き、やしない、慈しみ、育てるもの、
そう思う。

何かを感じずにはいられない。
ご主人様の言葉、眼の中に、
何かを探さずにはいられない。

今夜経験したセック/スは
今までのどんなものとも違った。
只の雌になることができた。
「わたしの前ではヒトでいる必要すら無い」
それが、出来た気がしました。

ご主人様との交接でも、
今日と同じように感じられることは
もうないのかもしれません。
唯一で、
いま、
ここにしかない、
いまの私と、いまのご主人様にしかない、
此処だけの・・・。

私は忘れません。
ありがとうございました。

ご主人様を
お慕いしております。















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