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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記25(5)

どのタイミングで、
どのように、
どんな快感の波がくるのか
そのしくみはよく判りませんが、
「いい、ああ、出る。口に」
という声の後で、
白い体液がどくん、どくんと注がれます。

残さず飲みこんでから、
ありがとうございました、と
口にします。

ご主人様の手に依って
首輪が外されます。

ご主人様は、
そこにいてもいいというようなスペースを
ベッドの隣にあけてくださいました。

「どうだった?」
そう訊かれました。
主語は無くとも、
“調教プラン2”に依る
調教に対する感想を求められているということが
判りました。

私は無言で布団に包まりました。
何と言っていいかわからないにも程があります。
もう二度と、このような、酷い目には遭いたくないと
思いつつも、
ご主人様のあけてくださったスペースに
居られる今の時間の甘美さを思うと、
訳のわからない快楽を感じてしまう。
懐いていたくなってしまう。
私は、「・・はやく人間になりたいです」
と、ベム的な発言をしました。


ご主人様は、無言でTVを観ています。
何気なく、腕枕みたいにして、
私の首へ腕を回します。
不意に、ぎゅっと抱き寄せるみたいに力が入ります。
それに、くらっとします。
こんなふうに、抱き寄せてみたくなる対象ということか?
ただのクセか?
?は浮かびます。
ご主人様の意図はいつもはかりかねることばかりです。
うれしさで落ちつかなくてそわそわしていると、
「何だ、落ちつかないな」とおっしゃり、シャワーへ立たれました。

部屋を出るとき、
「おつかれ」
と、
抱きしめてくれた気がします。

抱きしめられるのも滅多に無いことなので、
また、一瞬の出来事だったので、
今でも本当にあった出来事かなぁ?と思います。
ご主人様は私のことをあのときどんな気持ちで
抱き寄せたんだろう?
「雌犬」として躾けようとした、その初めての調教に
何を想うことがあっただろう。
なにもない
ことはないように思う。

私はいつもご主人様から
たくさんの終わらない宿題を課されたまま
その背中を見つめている








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