2ntブログ

逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

逢瀬日記28(2)

ご主人様にお逢いして、部屋へ向かいます。
今日は、何か、特別に目的がおありで、
呼び出された気がしていました。
そして、その通りでした。



部屋に入ってすぐ、
私は全裸になり、
着衣のままのご主人様の足下に跪きます。
ご挨拶のあと、
首輪をきつく締めていただきました。
首輪を巻かれる瞬間に、
ご主人様の持ち物であることの意識がいっそう、
強くなります。

目に入る、黒い靴下に覆われた足を見つめては、
踏んでいただきたいと思います。
自発的に、そんなふうに思うようになったのは
いつからのことでしょう。
はじめは、屈辱で堪らなかったのに。
その足で、蹂躙されたい。
そんなふうに思ったのは、初めてのことかもしれません。

今までは、
どちらかというと、
「こんなふうにされている」という受け身だったから・・・。

していただきたい、
ご主人様がそうされることがうれしい、
そういうふうに受け止め方が変わったのは、
奴隷でありたい、という気持ちのあらわれのような気がしている。

「先日伝えた、第三者を交えた調教のために、
X日に、面接を行う。」
そう、おっしゃいました。

どんどんリアルになっていくディティール。
何名かの詳細を私に伝えます。
それから、私に尋ねられます。

「私の募集の文章は読んだ?」
ご主人様を見て、頷きます。
「どう思う?」
「まだ・・・、想像できません」
「そう。」


「して欲しいこと、して欲しくないことはある?」
「・・・」
「言わないと、何でもありにするよ。」
「・・・!」

言葉を失います。
私の顎をご主人様は掴みあげて、
目の奥を見つめながら、
「何でもありで、いいの?」
もう一度、ゆっくりと問いかけます。

「・・・。ご主人様の何でもと、
私の何でもでは、レベルがちがいすぎます。」
私が涙ぐむほどにご主人様は愉しそうに笑います。
それは本当に、愉快そうに。

「あるなら、ちゃんと言いなさい。
それとも、言えない?」
手にした鞭を私の腿へと振るいます。

私は、
これだけは・・・、と思うことを口にしました。

「ご主人様が、誰かへ、キスして欲しくないです。」
ご主人様が真剣な目で、私が何を言うのか聞いたあと、
私から零れたその言葉に、予想外とでもいうように笑われました。
それは可笑しそうに。

「それだけ?あとは?」

がんばります・・・。」

「声が小さい」

「がんばります」

「そうか」
また、ご主人様は笑いました。
私、真剣なのに・・・。


「じゃあ、智薫がして欲しくないことは?」
「ご主人様以外のひとと、キス、したくないです。」

「それだけ?あとは?」

「がんばります・・・」

ご主人様はそう言った私の髪を掴みあげました。
「今回の調教の意図は判る?」
ご主人様は私の目を見て、そうお聞きになりました。







お越し下さり、ありがとうございます。
クリックをお願いします。



別窓 | 回想 | コメント:4 | ∧top | under∨
<<BACK | 逢瀬日記 |