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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記6(3)

細い路地をいくつか曲がる。
人通りは少ない。
ご主人様はあるホテルを選ばれ、迷わずひとつの部屋を決めて
私はただあとに続く。

脱がなくていいから、とのご命令に、
外を歩いていたままの姿で、
ご主人様の前に跪きました。
テーブルに、いじめていただくためのお道具を準備して。

ソファにかけたご主人様は、
さきほどのお店でそうしてくださったように、
私の髪をなでてくださいました。
肩から腕、何往復か、そっと、撫でてくださいました。
私の形を確かめるみたいに。
それは私がご主人様の足の形を舌でたどって、
ご主人様の形を確かめる、
それと同じ行為のように思えました。
ご主人様の大きな手が私の肌に触れるたび、
それだけなのに、
私は喘いでしまいそうになりました。
恥ずかしくて我慢します。
上ずった声の代わりに深い息が漏れました。
時間としては、ほんの少しのことだったと思いますが、
私にとっては、すごく長く感じられて、
すごく・・、奥深くで繋がっているような
そんな気持ちになりました。

ご挨拶を命じられて、
いつものように口をひらきはじめると、
今日は智薫の思うままの言葉で。と「いつものご挨拶」を制されました。
私は言葉に詰まります。

「・・・智薫をお呼びいただき、ありがとうございます。
ご主人様にお呼びいただいて、とても嬉しいです。
ご主人様好みの奴隷になれるよう努力したいです。
今日も、ご主人様の望み通りに智薫を調教してください」
ひとつひとつ確かめる様に、ご主人様に乞います。
呼んでいただいて嬉しい、
ご主人様に調教していただけることが嬉しい、
ただその気持ちを伝えることを目的に、言葉を繋ぎました。

いいよ、と、ご主人様は、私の髪を撫でました。
ご主人様に撫でていただくのが、
余りに気持ちいいので、惚けてしまいます。
うっとりと、ぼんやりと。
どうした?と、その様子を不可思議に思ったふうのご主人様に、
「気持ちいいです」と、お答えします。
ご主人様に撫でて戴くのは気持ちいいのです。本当に。
「奴隷が、ご主人様に触っていただいて気持ちいいです」

服を脱ぐよう促されて、
私は下着だけになりました。
そのまま後ろを向くようにされ、
ご主人様はおしりを突き出した格好になった私を、
鞭で打ち始めます。

「ああっ」
いつもより、大きな声が漏れてしまいます。
なんだか、とっても、その痛みさえも、気持ちよくて・・。

いやらしく虐めていただいて、
鞭の痛みが気持ちいいのではなく、
「ご主人様の鞭」「ご主人様の調教」が
私を鳴かせ、よがらせているのだと自覚します。
今、こうしてご主人様に構って戴いていること、
私を見てくださっていることがとても嬉しい。








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