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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記6(1)

ご主人様は悠々とお過ごしでした。
目が合って、
息をのむ。

私は身を覆っていたコートとマフラー、帽子を外し、
荷物を隅に置きます。

無理だと、
あんなに無理だと思っていたのに、
ご主人様が手招きすると、
私は迷いなくそこに傅いて、
ご主人様の両脚のあいだに座り込むように密着していました。

目でほら、と合図されると、
ずっとまえから約束していたように、
ずっとまえからそうしてきたみたいに、
私の指先はためらいなく
ゆっくりとベルトを外します。
実際私がそうして、ご主人様のベルトに触れるのは2回目のことでした。
ご主人様の性器を、
着衣のまま、
その肌触りのいいズボンから露出させます。
ご主人様のそこは、もう硬くなりはじめていて、
私はうれしさで唾液で口を潤しています。

舌を伸ばして、ご主人様を迎える様に
包むように
そのぴんと張った、滑らかな革のような皮膚を
吸うようにします。
私はもっと味わいたいと望むけれど、
ご主人様は不意に私の後頭部をきつく固定して、
のどの奥まで、深くまで、
犯すように、
おちん/ちんの根元深くまで沈めます。
ぐぷっ、と、苦痛、吐き気のようなもの、呻きのようなもの、
そんな息が漏れます。
少しの音もたててはいけないと思っている私は、
こわくてたまりません。
ご主人様のおちん/ちんはますます硬くなって、
私の喉を責め立てます。
ほんの少しの音でも、
静かな室内にははっきりと輪郭をもって響き、
そのたびにどきどき・・・します。

もういい。
というふうに、ご主人様は無言のまま、
私の顎を持ちあげ、
靴下を脱いだ素足を私の顔へと押し付けました。









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