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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記33(1)

ご主人様に叱られました。




突然のお呼び出しに、
私は、こっそり(笑)おしりの処理をしてから、
待ち合わせ場所に向かいます。

夜の風はまだ少し厳しい、
指先が冷えていく。

まっすぐ行く道の先に、ご主人様の背中を見つけます。
ああ、
もう、
こんなに遠い距離でも、
ご主人様だって、
すぐに判るんだ・・・。
そういう自分の変化を知ります。

やっぱり、ご主人様の背中は、ご主人様だけのもので。

なにげなく振り向いたご主人様は、
その眼に、すぐ私を捕らえてしまいます。

そして、牽かれるように、
私を、
その眼だけで、
ついてくるように、命じて、
二人だけの空間へと、導きます。

そこにつくと、
ご挨拶を命じ、
脱衣を済ませて、ヒョウ柄に、ところどころスワロフスキーが彩った
下着姿で、
床に額を着けます。

ご主人様に奴隷のご挨拶をしたあと、
最近の非礼を詫びました。
具体的には、
ご主人様のご命令を達成できなかったことや、
ご主人様からのメールに即返信できなかったこと、
など。

ご主人様は、ふわり、と、私の髪を撫で、
それでいて、とても冷たい声で言いました。

「どうして、できないのかな、」
「一つ一つは、難しいことではないよね。」

そんなふうにため息まじりにおっしゃる、
ご主人様の眼を、おそるおそる、
床だけを見ていた視線をあげ、
まっすぐ見つめます。

「智薫は、いつまでたっても、
2つのことが直らないよね。

メールで言おうかと思ったけれど、
大事なことなので、直接言います。」

ご主人様は、そう、おっしゃって、
私の目をまっすぐ見ました。

黒い瞳。
私のすべてを映す黒い瞳で。



「ひとつは、自分を守ろうとすること。
前に、自分でも言っていたけれど、
傷つきたくないから、期待しないでおこうとか、
もうひとつは、
ものごとを、自分に都合のいいように解釈しようとするところ。
・・・、
今までは、それでうまくいっていたんだろうね。
判らなかったり、
出来なかったら、
訊くか、お願いすればいいことでしょう。
前も、同じようなことがあったよね。
どうすればいいと思う?」

そんなふうに、私の振る舞いを、解釈を、行動を、
ご主人様は静かに叱りつけました。
それが静かであればあるほど、
私を痛めつけました。
また、
「私の奴隷になってからどのくらい経つの?」と、
そんなふうにも
おっしゃいました。

私には
もう、
調教のしがいがないのかもしれない。
そんなふうに思えて、
ただ、ただ、
悲しくて、仕方在りませんでした。
私は、ただただ、
言葉を見つけられることもなく、
まっすぐに、
ご主人様を見つめて、いました。

ご主人様は、
少しのため息のあとで、
こんなふうにおっしゃいました。

「明日からの命令をします。
ひとつは、
毎朝メールを送ること。
もうひとつは、どこでもいいから、毎日、
すんどめのオナ/ニーをすること。
いいっていうまで。
絶対いくなよ。
それから、
プラグの命令は続行。
入れるときは写真で報告すること。
時間に余裕があれば、抜くときも報告すること。
わかった?」
そんなふうに。
「なぜ、この命令をすのか、理解できる?」
ご主人様は、私に、そう問いました。

私は、おそるおそる、口にしました。
「ご主人様の意思で私が動くこと、と、
自分の欲求を優先しないこと、ですか?」
と。










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