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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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ご主人様の診断

「優等生病」。

それが、ご主人様の私への診断でした。

ご主人様に対して、
“自分を守ろうとすること”
“自分に都合のいいようにものごとを解釈すること”
それを、躾けなおすために課せられた、
ご主人様への毎朝のメールと、
寸止めのオナ/ニーの継続。
苦手なプラグでのアナ/ル拡張も。

それらの新たなご命令に従って数日が経過した頃、
どんな気持ちか、なにを考えているか、
問われました。

私は、
心と体の不自由さ、
それを行うことがご主人様の愉しみになっているかの不安、
監視下に置かれている緊張感、
規則通りにすることで、「褒められること」を目指してしまう嫌な感じ、
ご主人様の悦ぶことを考えるよりも、
いい子になろうとする感じが、
不自然で窮屈です、と、答えました。

ご主人様は、自覚的になれているなら成長だな、
と、おっしゃってくださいました。

続けて、これまでの私について、話して下さいました。

「いままで、智薫は、
いい子であることで、自己肯定してきたけれど、
それでは、自分のためでしかない。」
「いい子になれないときには、
無意識に、悪い子、ダメな子になって、
ネガティブでもいいから、注目を集めようとする。
これも結局は自分のため。」

「もう、わかっていると思うけれど、
今の智薫に必要なのは、
“見返りを求めない奉仕”。」

「どんなに頑張っても、
評価してもらえないかもしれない中で、
それでも相手のことを思って
自分のすべてで奉仕し続けること。」

ご主人様の言葉に、
私は、止めようとしても止まらない
涙をいっぱいに浮かべながら、
頷きました。

自分のためでなく
ただひとりのご主人様のことを思って。
私のご主人様のことを思って。
私を見ていて下さったご主人様への
感謝の気持ちをもって。






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