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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記19(9) 赤

ご主人様は、録画していたカメラを止めて、
私を隣に呼んでくださいました。
ご主人様は、バックから、私を遣ってくださいました。
すごすぎる、
きもちいい、
と、何度も何度も口にしました。

アンダーヘアを剃りたてのそこは、
ちいさな刺激にも敏感で、
ご主人様がクリトリ/スに指を触れるたびに
身体がひくひくと反応しました。

「智薫。こっちみて」
ご主人様が私の顎を掴むようにします。
「いく顔みてあげる。見て貰いながらいきなさい」

恥ずかしい、でも、気持ちいい。
私だけ、いってしまう、
すごく、切ない感じがする。

私しかいけないところに私ひとりでいってしまう。
そう思うと、泣きそうになる。
からだはこんなにも気持ちよく
いやらしく腰を揺らして悦んでいるのに
その果てにいくことがこわいと思う
変だけど
泣いてしまいそう
思い出すと、今も、そのときの気持ちになる。
だから、
きもちいいんだけれども、
いきたいんだけれども、
いきたくないんです。

からだも、こころも、「ここ」から離れたくない
そばで、居たい。

私は多分、何度か続けていったように思います。
「アナ/ル準備しておいで」という声で、
ぼうっとした頭のまま、準備に向かいました。

肌と肌を合わせ、
指先でそこを拡張されます。
ご主人様を受け入れられる程度にほぐれた頃
少しの痛みとともに、
ご主人様は私の中、奥深くへはいってきました。
響く振動、
ご主人様の体温。
痛みよりも、快感が少し上回った様に感じたのは、きっと、
ご主人様が悦んでくださることのほうが
痛みよりも私に与えるものが大きかったから

「ご主人様の奴隷にザーメンください」
そうお願いをして、
ご主人様のかたちを感じながら目を閉じました。
ご主人様は、アナ/ルへたっぷりと注いでくださいました。

行為が終わった後も、
私はしばらく力が入らず、
その場でだらしなく横たわっていました。
しばらくしてから起き上がり、
とろんとした目でぼんやりしていると、
ご主人様は、「生きてる?」と笑いました。

「私、アナ/ルで感じてしまいました・・・」
「最後もいってた?2回」
「すみません」
「どう?身体が変わっていく感じは」
「アナ/ルでいくなんて、私は変態です・・」(しょぼん)
「まあ、そのまえも充分に変態だったけどね」
「変態のレベルが上がった感じです・・」
そう応えると、ご主人様はまた愉快そうに笑っておられました。
「あ、でも、アナ/ルでいったからといって、
アナ/ルに入れて戴くのが好きというわけではないです。」
「はは。最後の心の防壁?それは勝手に思っていたらいいけど。」
そんな防壁、ご主人様によってなら、すぐに破壊されそうですけど・・。

お片づけが済んで、出る用意が出来たので、
「準備できました」と、椅子に掛けて伝えると、
ご主人様は私の方へ近付き、
ご主人様は立ったままで、椅子に掛けた私の頭に
おおきな手のひらを置いて、
何度も撫でてくださいました。何度も・・。

私はその安らぎの中で目を閉じます。
不意に、
私のそばに体温を感じ
まぶたを開くと、
ご主人様は私の視界へ降りてきてくださって、
キスを下さいました。

軽い口づけ。
それから、唇をうすく開いて、
厚めのご主人様の舌が私の口腔を割って入ります。
舐めるように、やわらかに動きます。
なめらかな感触、
一度離れて、
それからもう一度、
最後のキス。
信じられないキス。

ほうっとなってしまったまま、
私はどうしても言いたかったことを伝えます。
「ご主人様、首輪をありがとうございます。
とてもうれしいです。」
こころのなか、そのままの言葉を。
ご主人様は、
「次から呼んだ時持って来なさい」と、
やさしさを含んだ声でそう応えてくださいました。

真一郎さんの言葉が胸に在る。(真一郎さんのこと
“「いつもこれが最後だと思ってしゃぶれ」”
次なんてないかもしれない。
ないかもしれないけど、
「次」を口にしてくださるご主人様に
いとしい気持ちがあるし、とてもうれしく思う。
もし逢えなくなっても
そんな日がきても、
今日私に首輪を懸けてくださったことは忘れないし
ずっと大切にします。
今日の記憶を。









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