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『マナとミナと主の箱庭 / 奴隷の眼』2011-11-06 Sun 20:14
「こっちにおいで。」
その一声で、 よつばいのまま、ご主人様にすり寄って、 ご主人様の大きな手のひらで ゆるくウェーヴがかった、 肩にかかる艶やかな髪を撫でられている。 気持ち良さそうに、うっとりと目を閉じている。 1メートルほど離れたところで 正坐をしたままで、 痺れていく感覚を、 自分の苦しみの感情と区別をつけられないまま、 私の大切な主が 私ではないものを撫でているのを見つめている。 ミナはペットとしてこの家にきた。 ある日、ご主人様が どこからか拾ってきた。 私はミナの長い睫毛を見つめる。 愛らしく染まる頬 あんなふうに私も甘えることができたら。 そこは私の場所なのに・・・。 私がそこに居ることを赦されたら。 どんなに・・・。 ミナのことが羨ましくて堪らない。 私も、あんなふうに可愛がられたい。 瞬間、ご主人様と目があう。 私がいまどんな気持ちか・・・、 すべて透けて見られているような気分。 本当は、ご主人様が思うよりも ずっとずっとつらいんですって云いたい。 可愛がってほしい。 ブログランキングに参加してみました。 応援よろしくお願いします。 ↓クリック |