2ntブログ

逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

逢瀬日記8(3)

こんなふうに、服を脱がずになにかが始まる時は、
大抵、ご主人様の「面接」があるときです。

心の内側を、私自身の言葉を引き出して暴かれる時。
告白を求められる時。

私は、ここ数日の自分の気持ちの不安定さと
ご主人様の「本当の」奴隷になれるか、
自信がないということを伝えました。

ご主人様が返された言葉は、
もう辞めるかという私への問いかけでした。

私は言葉に詰まりました。
いろんな感情がグルグル巡ります。
よくわからなくなったので、
上手く伝えようとするのはやめて、
よくわからないままで、そのままで、
自分の言いたいように任せて
口を開きました。

「私は、なるべく自分の気持ちをセーブしようと思いました。
ご主人様に対して
気持ちを持たない方がいいかもしれないと思いました。
色々考えましたが、
メールを貰ったり、
こうしてお逢いすると、
やっぱりご主人様は主として大切・・・大切な人だなって思ったり、
大好きなご主人様、だと思うと、奴隷で居たいと思って・・・
なぜ自分に奴隷になりたい気持ちがあるのかわからないんですけど・・・
だから、ご主人様の望む奴隷像がどんなものかは判りませんが、
なるべく・・・
望みに添うように頑張りたいので、
よろしくお願いします」
不格好なつぎはぎの言葉で
ご主人様の奴隷で居たいということを伝えました。
ご主人様は、長い時間、
私の言葉が形になるのを待っていてくださいました。

言葉にしてみて、
私は、
ご主人様への愛着や、
離れがたい気持ち、
そういったものが前よりもずっと強くなっているのを感じました。
いい奴隷になれるように頑張りたいのではなくて
ご主人様にとっての可愛い奴隷で居たいのだと思いました。
ご主人様の奴隷で居たいのだと思いました。

おまえはわたしの何、と訊かれ、
「ご主人様の奴隷です」
と、ずっと俯いていた顔を上げて、
それだけを答えました。
それだけが、今、私にある確かなものでした。

そうだな、と
ご主人様は短く呟いて、
私の頭や頬を、
ごりごりと床に擦り付ける様に踏みつけました。











ブログランキングに参加してみました。
応援よろしくお願いします。

↓クリック



別窓 | 逢瀬日記1~10 | コメント:2 | ∧top | under∨
<<BACK | 逢瀬日記 | NEXT>>