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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記32(1)

まさかのお呼び出しがありました。

不思議な感じです。

おそらく、
ご主人様にとっては、
もともとのご予定ではなく、
うまく時間を調整してくださったのだと思います。

私のほうも、
べつの用事を色々していて、
ふとご主人様からの着信に気づきました。
もし、何かひとつ、予定を違えていたら、
逢えなかったんだ、と思います。

一つの予定、一つの予定が、
真珠の首飾りのように、
綺麗に連なって、
「いま」の逢瀬につながっている。
それって、すごく不思議な感じです。

タイミングってすごい。

ご主人様のなにかが私のなにかを牽いた、
そんな感じです。
世界にGOサインを出して貰ったような。
うまくいくときは、すべてうまいくいくもの。


急だったため、
ご奉仕に使えるような道具は何も持ち合わせておりません。
その旨をお伝えすると、
今日は道具はいい、と。

「ご奉仕のため」と、私を呼んだご主人様は、
私を呼びたいと思っていて下さったのでしょうか。
逢えない時間、
空白の時間のうちに、
そんなふうに思ってくださったときがおありだったのでしょうか。

かしずかせたいと、
言いなりにしたいと、
Sの欲求・・・、を、
私に向けて、
お持ちくださったのでしょうか。
そう思うと、ときめきます。
そのサディスティックを私に向けてくださることを思うと。
ご主人様のSを受けたいと望みます。


ご主人様の言葉は、ご主人様の行動。
いつも多くは語ることなく、
私に「示す」ことで、
それを識るよう促されます。

だから、「遣う」行為に、
私を奴隷として扱うことへの欲求、
調教への欲求、が、
向けられているのではないかと、
勝手に妄想します。
だから、“ご主人様が私を呼ぶこと”は、
私のなかでは、
ご主人様に、顔を見たいと思ってもらえること
ご主人様に、遣いたいと思ってもらえること
ご主人様に、可愛がってやると思ってもらえること
ご主人様に、逢いたいと逢瀬を望まれること
・・・に、
脳内変換されます・・・。
そういう言葉をかけてもらうことは
きっとこの先もないように思いますが










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