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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記31(1)

レモンの輪切りを半分噛んだような月。
あんなに鋭利にすぱっと切れることがあるのだろうか。

帰り道にそんなことを想いながら
逢瀬を反芻します。

気持ちの整理・・・。
ご主人様の奴隷としてお仕置きを受ける
ご主人様の奴隷として罰を受ける

それは
こわいような気もするし、
うれしいことなのかもしれないという予感もある。
どちらにせよ
「ご主人様の」奴隷として
扱ってくださることへの
うれしさは
すでに
感じてしまっている

かも、
しれない。

階段を降りて、
歩いて行くと、
知った眼を
見て仕舞う。

そして、
その姿に、
・・・
無言で
ついていく。

ああ、

すぅすぅする。

コートのしたには、
ブラと、
ガーター、
Tバックショーツだけ。

ご主人様だけ知っているその状態。

陽が眩しい。

「昼は?」と訊かれ、首を振ります。
それを確認して私の前を歩く背。
その背を見つめながら歩いていきます。

いつもより、大回りに選ぶ道。
すれちがう人。
よく利用するホテルさえも素通り。

今日、
穿いているのは、
saluteの、赤地に黒のレースが、鮮やかなセットアップ。
Tバックショーツに、ガーターベルトと、ガーターストッキング。
白いコートの裾から、
ちらちらと赤いガーターのレースが
見え隠れします。

ぐるり、と、廻って、飲食店へ入ります。
コート・・・、、脱げませんが。
多少の寒さが幸いして、私はコートを店員さんに渡さずに済みました。

ご主人様の、学生の頃の話をお聞かせ頂きながら、
食事をはじめます。
当然のように話すその姿に、
どきどきした気持ちで居ます。
どんな思春期を
どんな学生時代を
どんな悩みを
どんな葛藤を
どんな喜びを
どんな夢を

いろいろなことを
知りたいを想いながら
話されるままを
頷いて
耳を澄ませます。

このような時間は
本当に珍しいことで
ご主人様自身のお話を
聞かせて頂くことも
本当に珍しいことで
じっと・・・聞き入ります。
もっと・・・知りたいと見つめながら。

箸をすすめていると、
コートの下から、ご主人様の手が、
私の素肌のおしりに触れました。

それは、「触りたくて触る」という性欲の発露ではなく、
「”奴隷”が本当に、命令どおりの格好をしているか」
というような、確認するような、手つきでした。

それから、その手は、
ゆっくりと、前へ降り、
ショーツの隙間から、
奥の方へ触れ、手を離します。

少しのことでしたが、
湿っているのは、
判ったのでしょうか・・・。

肌が触れた瞬間、
身体がぴくんと震えて、
背筋が伸びます。

私は、こんなふうに、
「奴隷として」
お食事を一緒にさせていただいているだけで、
そのイレギュラーな出来事に
こんなにも、
フワフワしているのに。

ご主人様に
ご馳走になって、
13時過ぎの空は、
驚くほどに澄んでいます。

少し先をゆく、ご主人様についていきます。

通りを曲がって、
ご主人様は、
あるアダルトショップへ入られました。

私・・、
表でステイ?
それとも、
付き添わせていただくべき?
すこし悩みながら、
ご主人様のあとを、追いました。












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