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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記29(3)

ご主人様は、部屋に入ると、
コートとジャケットを私に手渡して、
「服着たままでいいから、道具の準備をしなさい」
と、さらりと命じます。

その声の感じ、
眼の感じ、
Sの濃度が濃くなっているのを感じます。
完全な命令。

従うことが心地よく感じるような・・。

道具を並べて伏せます。
赤い首輪を手にして・・・。

ご主人様は、私に、
彼のことをどうするか問います。
呼んだらどんなふうにするか。

「私はおそらく・・・」と、ご主人様へ言葉を返します。
ご主人様と話し始めた頃、
チャイムがなり、
もうひとりぶんのタオルとパジャマが届けられました。
それを見て、面白そうに笑うご主人様。
「3人利用だと届くらしいな」と。
ご主人様は、私の顔を踏みつけます。
「どんな気分?」

「うれしいです」
私はそう答えていました。
奴隷として扱ってくれていることがうれしい。
ご主人様の奴隷として・・・。
ご主人様は、きつく、首輪を巻いてくださいました。


そしてほどなく、
彼を、K氏を呼ぶこととなります。

「よつばいで入ってくるように言ってあるから。
智薫は好きに遊びなさい。
スカートと服は脱ぎなさい。
もうすぐ、来る」

いつもよりも濃いSを見せるご主人様、
こわい、
でも、
もっと見たい。
もっと欲しい。










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