2ntブログ

逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

逢瀬日記29(1)

18時過ぎには、
ご主人様の指定のお店で、案内を受けていました。
木製の引き戸の奥にはあの姿、
見知ったご主人様の姿。


私は、いつもの癖で、お向かいに座りそうになりますが、
ご主人様ともう一人のかたと、
2対1に座った感じが三者面談みたく思えて、
おかしくなってしまいます。

私が今日居るべき場所はご主人様のお隣。
珍しいことですが、
そうなのです。

私はご主人様のお隣に座ります。
それだけで、
「いつもとちがうこと」に、どきどきします。

「まだすこしは来ないから、好きなものをたのみなさい」
ご主人様にそう促していただいて、
私はご主人様と同じのみものをいただきます。

ご主人様は、いくつかのお皿を注文されます。

+X、という、誰かを交えてのこととは別にして、
こうして、ご主人様がお食事される席に
同席させていただくことは
うれしくて堪りませんでした。
私は今、ご主人様の奴隷としてここに居るんだ、
そんなふうに想いました。

半個室のお店ゆえ、
オーダーが終わった後の空間は、
緊密した空気に満ちてしまいます。
「もう少しこっちへ来なさい」
意識的にとった距離をその一言で無いものにされます。

距離が、縮まる・・・。
ご主人様。

不意にその手が、
レース編みの、アイスグレー色のタイツ越しに
プラグに触れます。

「ちゃんと入れてきた?」
確認・・・。
「はい。」
静かに俯きます。

その一瞬で、ご主人様の雌になってしまいます。

飲み物が運ばれた後の静かな室内は、
ご主人様の存在感を際立たせます。
そして、
こうして、こういう場に一緒に居させていただくことが、
うれしく、不思議でたまりません。

以前からの通達に、
実際この日をどんなふうに迎えるのか
どきどきして、過剰に意識をしていましたが、
ご主人様のお隣に居られることを
とてもうれしく想いました。
第三者のまえで、
「ご主人様の奴隷で居られる」
それは、恥じらいなのか、誇りなのか、うれしさなのか、
いろいろなことを想いました。
ご主人様は、プライベートと、ビジネスと、Sという趣向、
そのどれもを絶妙にブレンドしたリラックス加減で、
グラスを口に運んでいるように見えます。

「今日来るのは、こういう人」
写メールを私に向けます。
「指定の場所に居るから、
迎えに行っておいで。
智薫が危ないと思ったら、
すぐ撒いて帰ってきていいから。」

何の躊躇いもなく下される、的確な命令。
それに抗えないことを身体で知っている。







お越し下さり、ありがとうございます。
クリックをお願いします。



別窓 | 逢瀬日記21~ | コメント:0 | ∧top | under∨
| 逢瀬日記 |