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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記22(4)

電車の中。

月は、すでに高く、
朧に黄みを帯びて、
こわいほどはっきりとした輪郭で光っている。
ご主人様の言葉を思い出しながら帰路についた日の記憶。


少しずつ、記憶の糸を辿る。
手繰り寄せる、
ご主人様の声、
肌、
体温、
気配。




ご主人様は、奴隷を裸にし、
おまん/こにバイブを突っ込み、ご奉仕を命じられました。
そして少し経ったあと、
それを止めさせ、
膝立ちにさせました。
噛む乳首。
がりりと。
自分の手でクリトリ/スをいじるように命じ、
そのままバイブを出し入れしました。
私は、
・・・、
いくのを我慢しました。
いきたくない。

私が、快感を押し殺すような悶える息を漏らすと、
その手の責めは荒くなります。
「やだ。」
私は出来る限りの抵抗を試みます。

「ふ。我慢するか。」
ご主人様は、私の耐える様子を鼻で嗤います。
「いきたいか?」
試すように、誘います。
「いや。」
頑なに、絶頂を引き渡すのを拒みます。
「智薫は、何?」
ご主人様は、根本的な問いを私へ投げます。
「ご主人様の、奴隷です」
それしか答えがないのに。


「ほら、いけ。いきなさい。」
ご主人様は、執拗に責め、
私は私の身体を手放します。


一方的に与えられる絶頂は、
苦痛の様でもあり・・・

「ほら、また、いけ。」

「狂え。」

「もっと。」

「喘げ。」

「もっと、狂え。」

ご主人様の言葉に呼応するように、
私の腰は宙へ浮かせ、
がくがくと震え、
私の意に反して、
逃げても、逃げても、
快楽に覆い尽くされて、
苦しみのなか、
酔いしれてしまいます、
ご主人様の与えるすべてに。

何度かの絶頂のあと、
ベッドに脱力すると、
「へばるな」と、
叱られました。

「ご奉仕を続けなさい」という声で
私の身体はようやく目覚めて、
ご主人様の身体へと愛撫を始めました。









お越しいただき、ありがとうございます。



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