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逢瀬日記22(2)2012-02-26 Sun 22:43
ご主人様は、跪く私にゆっくりと問いかけました。
「前は、たくさん叱られたけど、 いまはどんな気持ち?」 「・・・」 沈黙を破るための相応しい言葉は 探せどもなかなか見つかりません 「私が悪かったと思っています」 ふいに唇から零れたのはそんな言葉でした。 「それで?」 勿論 ご主人様がそれだけで満足される筈がありません 「・・・」 「それでどうするの?」 「・・・」 答えに窮して、再び沈黙に気持ちを隠します 「言いなさい」 ご主人様は私の頬を打ちました。 ぱちん、 乾いた音が静かな部屋に響きました。 ひりりと頬に痛みが伝わります。 そしてもう一度訪れる静寂 私が探すのはご主人様が悦ぶ言葉? それとも私の気持ちの底から湧く本心? そのどちらもが一致した 言葉だったかもしれません。 「ご主人様に可愛がって貰えるように頑張りたいです」 そのような言葉になりました。 曇りない気持ちで ご主人様へ届くよう 手渡すよう そっと お越しいただき、ありがとうございます。 |