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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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想いと執着、占有と顕示

ご主人様は、
あのとき、なにか大事なことや、
いろいろなことを伝えてくださったように思いますが、
「お前は何度注意しても変わらない」
「今日は絶対にいくなよ」
「可愛がられない奴隷はみじめだ」
という言葉だけが
まとわりつくように残って
他のこと殆どを、詳細に思い出せずにいました。

私は大切なことを捕え損ねてしまうかもしれない、
私は私の認識で、
ご主人様の伝えたかった意図と間違っているところはないだろうか。
ご主人様の言葉、行動に対する私の心の反応に
自信が持てませんでした。
そしてそれをそのまま、
ご主人様へメールで伝えました。

それに対し、ご主人様は、
「なぜ仕置きを受けたかを理解できるか」と問われました。

私は、
「ご主人様を優先できないことは
奴隷として、あってはならないことだから」
と答えました。

ご主人様は、
「そう、そのために管理を強化する。
智薫が、奴隷であることを意識する時間や回数を増やす。
ここまで説明しても、まだ意図がわからない?」
と、おっしゃいました。

私は、私として日常生活をおくるにあたり、
奴隷としての私を意識しないようにしていたこと、
そうすることで、
必要以上にご主人様を想いすぎないようにして
苦しまない様にしていたと伝えました。
想いと執着の差はバランスをわずかに欠いた時、
大きく変貌してしまうように思うから。
それは好ましくないことだから。
ご主人様に必要とされていないときは、
ご主人様を意識から出来るだけ切り離そうとしていました。

ご主人様は、それに対して、
「自分を可愛がって守るな。
お前が奴隷だと公表しろと言っているわけではない。
私の奴隷である自分を今以上に認識しなさい。」
と告げました。

そうすることで、なにかが、大きく変わってしまうということは
あるのでしょうか。
あるのかもしれない。

「“いつも奴隷でいること”
私がそうなることで、
ご主人様にとって、いくばくか、
私に対して占有欲のようなものを持たれますか?」
と、尋ねてみました。

「すでに自分の所有物に占有欲を抱くことは無い。」
と、そうおっしゃいました。

確かに、飼っているペットに対して、
何度も飼いたいと思うことがないように。

ただ、こうもおっしゃいました。
「顕示欲なら在り得るかもしれないな。
そういう奴隷になりなさい」

主が飼っていることに満足できるようなペットに。



私は時間を置いて、
再びメールを送信しました。
「現時点で、
私はご主人様の欲求を満たせていないのですよね、
ご主人様にとって、
私が奴隷であることは、
余り意味のないことなのですか?
他の奴隷を求めていますか

考えるほど、
わからなくなっていきます。」

飼いたいという欲求も生じない、
既に手にしていても誇らしくもない、
そういう存在なのでしょうか。
ただ涙ばかりが滲みました。










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