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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記35(2) 調教

ご主人様はソファへ、
私は床に座ります。
それが・・・身体に馴染んだ自然な位置。

沈黙の後、
「言いたいことはまとまった?」
と、ご主人様は訊いて下さいます。

なんて言っていいか分からないままの私は、
「書きかけの、メールです」
「とりあえず・・・、送信します」と、
書きかけのメールを、送信しました。

ご主人様の携帯が、細かに振動して、
私からの着信を伝え、
すこしして、
的外れだというような表情をしてから、
深いため息をつく、ご主人様。

「主の行動や言葉から考えなさいと
伝えているのに、
ここにあるのは、根拠のない妄想レベルのことばかり。」
そんなふうに、おっしゃいました。

私が送信したメールの内容は以下のようなものでした。
1・通知せずにいることもできるのに、なぜ通知したのかへの疑問
2・通知方法への疑問
3・「もうひとり」も、いまの私と同様に
 この通知をつらく思っているのではないかという懸念
4・私への「調教回数」や、私に宛てている時間を減らしたいから
 それを伝えたかったのかという疑念
5・これは、ご主人様にとっては「重要なこと」ではないのかという思い

ご主人様の求める
「見返りを求めない気持ち」や、
「緊張感」、
「常にご主人様の奴隷であると意識すること」
は、
それらの疑問や思いが落ち着くところにいかないと、
実現しようもないことのように思われました。

私はご主人様のお考えや調教の芯にあるものを
見たいと思いました。

ご主人様は、
1・2に対しては、意味のないことをすると思っているのか、
当然、反応をみるためにしている。
何の目的で、この時期にそれをしたかきちんと考えてみなさい。
と、問われました。

3に対しては、おまえがそれを言うのは
相手にどれだけ失礼なことか分かっているか
と、叱られました。

4に対しては、そのためなら、たんに、「調教回数を減らす」と
「忙しくなる」と言えばいいだけのことだから、
その目的ではない、とおっしゃいました。

5に対しては、
「調教のやりかたを変える」ためにしている。
悲しい、だけではなく、
なぜそうなのか、を考えてみなさい。
と、問われました。

関係の変化?
調教の変化?
その、どちらとも?

ご主人様がどのような思考を辿り
いま、この時間があるのか、
いつから、どんな変化があったのか、
辿りたがる記憶の糸は、
非常にきつく絡まっていて、
解こうと熱心になればなるほど、
いっそう絡まっていくようでした。
「考え」よりも「気持ち」が優位になって
ご主人様の「言葉」や「意味」が、
全然私のなかに入ってきませんでした。


「今まで、他に奴隷がいないと思っていたの?」

ご主人様の「言葉」が、
私の空に降ってきました。









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