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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記37(4)

「舐めながら、よがっていいよ」

抑えていた声を、
そんなふうに解放するなんて、
狡い

とめどなく
あふれ出てしまいます。

「いきなさい」

---
かつて、ご主人様は、
ご主人様の指示があれば、
どんなにいきたくても我慢すること、
いきたくなくてもいくこと、
そんな身体になりなさいと
ご命令なさいましたね

私は、その通りの身体に
・・・。
なりました。

ご主人様の眼で
ご命令で
どんなふうにも乱れる

この日も
ご主人様の足が口内を蹂躙するだけで
私は
全身がそうされるかのように、
乱れ、
・・・、
頂を目指して・・・

「続けていきなさい」
足開いて、そう・・・。

天井に張られた、くすんだ鏡に、
快感に悶えながら
男性の足を舐める私の姿が映ります。
その女は懸命に男性の足をねぶっていて・・・、
腰を艶めかしくくねらせながら・・・。
ふと見上げたとき、
その女と、目があいました。
その目はとろんとしていて、
とても、とても、うれしそうな貌をしておりました。









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