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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記37 逢瀬前(2)

カフェにてご主人様からの連絡を待つ。
暮れてゆく白みの射したオレンジ色の空が
見える席が好ましい。

以前も、ここに来たことがある。
ご主人様に、私自身のことを少し話した。
そのときのことを思い出す。
こうして、鮮明に取り出せる気持ちがあるのは
しあわせなことだと思う。

時計は針を進める。
連絡はなかなかこない。
もし逢えなくても
それはそれで
構わないと思う。
勿論、そうなったらとても残念だけれど、
こんなふうに待つ気持ちを
持たせてくれることに
感謝が出来るようになった。
待てるのはしあわせなことだ。
過程と結果のそれぞれに
ご主人様を感じられるような、
なにか新しいアンテナが、
私に追加されたのかもしれない。
ご主人様のことを思って待つ時間は、
ご主人様のことしか考えていないから、
しあわせ。
はじまる前はいつもドキドキする。

ご主人様を運ぶのは
「逢ってやらないと」という義務感と
「智薫を遣いたい」という意思と
どちらによるものだろう・・・。

今日はたくさん
眼をみて、声を聴いて、嬲られて
自分の心の動きを知りたい。
心を込めて舌を遣うその時に、
ご主人様の身体を、
ご主人様の快感を、
自分のもののように感じることができるのか。
私は何も変わらずに服従できるのか。
もう、日が沈んでしまう。
窓をとろりとした瞳で見つめていると、
携帯電話が震えた。








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