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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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タブー、アブノーマル。

私の返信に対して、ご主人様が注目したのは、
なぜアナルに抵抗を感じるのか、ということでした。

(アブノーマルだから・・・です。痛そうだしこわい。不衛生。)

抵抗を感じること自体がいけないということではなく、
その抵抗の本質にあるもの、
どう感じて、どのような拒否感があるのかを考えてみるようおっしゃいました。
アナルを見られたり、触られることがタブーだと感じるのか、
排泄を見たり見られたりすることをタブーだと感じるのか、
アナルS/E/Xがタブーだと感じるのか、
具体的によく考えてみなさいと。

ご主人様は、他の基本的な調教が進み、私がそこに向き合えるレベルになるまで、
アナル調教はしないけれど、
自分の感じ方や考え方を検証したり、
他の考え方を試すことを怠らないようにと命じました。


なるのかなぁ・・。
そんなレベルに。
自分では、排泄に関することは絶対的なタブーであることのように思う。
個人的なことで、見たり、見られたり、ましてや、飲んだり・・・。
こわい。
「自分が絶対しないこと」をするかもしれないと想像することもこわい。
でも、
これからご主人様についていこうとすることはそういうことなのだろう。
自分ひとりでは出来ないこと、想像もつかないこと、
出来ないと思い込んでいること、
自分がつくっているタブー、
それをご主人様によって覆されていくような道のりなのだろう。
私の知らない私を見せられていくのだろう。
「調教」が意味するのは、そういう過程のことでしょうか。
これから私は知っていくの?
これから私は変わっていくの?
それは、やっぱりこわくて、不安で、
でも、どきどきする・・・。









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はじめてのご褒美

私の送った、拙い写真をご主人様は褒めてくださいました。
それは、奴隷に対して、ご主人様が初めて与えたご褒美だったように思います。

ご主人様は、写真や行為の内容に満足されたのではなく、
私がご主人様のことを想って、ご命令に応えようとした気持ち、
それを褒めてくださったのだと思いました。
私のことをそんなふうにして見つめ、
育てようとしているのかなと感じました。

撫でて貰ったような、くすぐったい気持になりました。
抱きしめてもらったような、あたたかい気持ちになりました。
こんなふうにして、
ご主人様にもっともっと嵌っていくのかもしれないと思いました。
ご主人様に対して、忠誠でいたいと思いました。
ご主人様が奴隷にしてよかったと思うような、
ご主人様好みの女になれるように頑張りたいと思いました。






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奴隷教育

奴隷という存在、主従という在り方がいまいち理解できていない私に、
ご主人様は、ご主人様の言葉で教えて下さいました。
会社でも、サークルでも、関係を構築する時に必要なのは理念の共有です。
ご主人様が私に教えてくれたこと、
それは、

“主従の中にしか存在しないエロスが存在すること。”
“主従の中にしか存在しない愛が存在すること。”

でした。




私自身、はじめは、
“愛があったら出来そうにない、組み敷くような激しいS/E/X、
というよりむしろ、F/A/C/K”、に、
妄想的憧れ、というかセックスファンタジーを持っていて、
それらは、現実的には、愛のある関係では成立し難いのではないかと感じていました。
そして同時に、愛のない関係ではどれほどつまらないものかと。

LOVEとエロスが同時に存在することの難しさについて・・・。

動物的に、誰とでも、というのはまず、スタイルとして受け入れ難く、
例えば、ちょっと気に入ったようなお相手と、そういう「レイププレイ」的なことをしたとしても、
きっと後味悪く、もしくはただのお遊びで何も満たされないだろうと。

そのことをご主人様に伝えると、
上下関係のある性行為は、愛があると出来ないというものではなく、
愛が深まる方が、より、エロスも深まること、
横のつながりの愛、縦のつながりの愛、それぞれ別に尊いものだということ、

ご主人様が構築しようとしている縦のつながり、すなわち主従の関係は、
自分たちで作り出さない限り、生まれないものだということ、
その、構築しようとする意志や行動のもとには互いの愛が存在すること
・・・を、ご主人様の言葉で教えて下さいました。





ご主人様。
今なら、少し、ご主人様の言葉が身体と心で理解できます。
ご主人様の衝動を受け入れたい気持ちと、
ご主人様の衝動を悦び、気持ちよく感じる身体、
被虐を悦ぶ気持ちと、赦しを乞う気持ち、
赦して欲しくないと執着する気持ち、
ご主人様に対して、尊敬と絶対的なものを感じて、
自分を手放す感覚、
それは巷に溢れる一般的な感覚のLOVEと同じものではないですが、
それは確かにLOVEで、
LOVEとエロスは同時に存在すると、今では確信できるのです。









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矢、杭、槍、穿つものすべて

ご主人様に、初めて調教を受ける前に交わした言葉。
ご主人様の言葉。





私はご主人様に問いました。
私はSMについて、ご主人様にお逢いする前に予習をしておくべきですか?と。
あらかじめ知ろうとしておくこと、
それが礼儀なのか、よく分からなかったので聞きました。
ただ、私としては、ご主人様から、ご主人様のやり方で、
このことを知りたいと思っていました。
それに対して、ご主人様はどう思われるか、どきどきしながら返事を待ちました。
ご主人様は簡潔に、その必要はないとお答えになりました。
その背景には、ご主人様が、ご主人様のやり方で私を導く。
という思いがあったように思えました。
そして、このようにもおっしゃいました。




「智薫はわたしの奴隷だからね。かわいいメスでいなさい。
私の前ではヒトである必要すらないのだから。」



その言葉に、私は射抜かれました。
純粋に、嬉しく思いました。
こんなに素直に言葉を受け止めることができるんだと思いました。

普通の感情では、お前はヒト以下の存在だと言われて、屈辱に感じるところでしょうが、
ご主人様から、そう言って戴いて、
マゾ未満だった当時の私でさえ、幸福に感じたのです。
それは、今迄知らなかった感情でした。
そして、ご主人様について行きたいと思った私の直感が間違っていなかったと思いました。
ご主人様の気の向くままに扱われたいと望みました。
その価値のある奴隷になりたいと思いました。

ご主人様の言葉は、
矢、杭、槍・・・穿つものすべて。
私を貫き、そこに拘束し、奪うものすべて。もしくは、与えるものすべて。
私はご主人様の言葉ひとつで、
いのちのきらめきを、刹那を感じて、
絶頂を知る。
または、絶望をして、
自我のありか、
深い支配の影を知る。





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奴隷はじめました。

夏の終わりの、
熱気をはらんだ風に髪を揺らされながら、
さながら、奥ゆかしい喫茶店の「冷やし中華、はじめました」と
書かれたポスターのコピーのように、
心の中で、そうつぶやいてみる。

奴隷・・・。
ご主人様の、奴隷。


いままでに知らなかったその響き。
新しい理念。
新しい生き方・・・。

私以外、私とご主人様以外、
誰も私が奴隷だなんて知らない。
私だけの秘密。
私とご主人様だけの秘密。

そういうものが私の生活、広く言えば人生、に存在することが不思議だった。
そしてその事実が、ときに愛らしいと思った。

はかなく崩れる砂の城を作ろうとしているようなものかもしれない。
いつまで続くとも知れない。
安定とは程遠く、頼りにできるのは自分の、ご主人様への気持ちだけの関係だ。
けれども、それを信じてみた自分の気持ち、感覚、直感、を、
快く受け入れたいと思う。
私はそれを欲していると思ったときの気持ち、
素直に服従してみたい、この方に躾けて欲しいと思った気持ちを。



記念に二つのことをしてみました。
この気持ちを忘れないように。

ひとつめ。
耳に、ピアスを開けました。
これも人生初めての経験です。
自分では怖くて、委ねて開けて貰ったピアスは、一瞬の痛みで、その感覚が印象的で、
或る意味ロストバージンのように感じたのを新鮮に覚えています。

ふたつめ。
指輪に、名前を貰った日付を彫りました。
私以外目にする者は無く、私だけが、その日付の意味を知っている。


いつも身につけることで、忘れることがないように・・・。
私が、私へ授けた、証・・・。
これは私のご主人様にも秘密にしていることです。



「エンゲージメントリング」

engage 日本語でしばしば、婚約と訳されます。
契約で縛る、従事させるという意味もある語。

女性雑誌で、フワフワした憧れと共に、
きらびやかな写真で羨望と顧客を集めるために存在するそれ。

私の場合、
この身の幸福を周囲へ見せるためのものでなく、
むしろ、自分への枷となるように…。
誓うということは重みのあること。
安易に口に出してはいけないこと。
簡単には破棄できないという気概。
奴隷であるという記憶。

かたちに、残したくて。

ショウウインドウを見つめながら
私を縛る環を選んだのです。








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10日

ご主人様の奴隷になってからの、
10日後の私の心境・・・を綴ります。




まだ、たった10日なのだと思いました。
こんなに濃い時間を過ごしたのは、
人生で初めてかもしれない。
はじめは、主従関係というイメージ自体に、
耽美的なものを感じ、憧れを持っていたのですが、
そこに身を置いてみて、
切なさや安らぎを少し感じます。
まだ、なりたてなので、
関係の在り方について、よく分かっていないと思いますが・・・。

ただ、ご主人様はプレイ上、Sのポジションがとれれば、
相手は別に智薫でなくてもいいのかなと感じているのも正直な気持ちです。
(ご主人様には内緒にしていますが)
そう感じて勝手に寂しがるのは忠誠心が足りないからかな・・・。
奴隷、ではなく智薫、をご主人様の元に呼んでもらえるように努力したい・・・。
ご主人様にいただいている時間を大切にしたい。
ご主人様好みの奴隷になれるよう努力したい。

ご主人様に触れていただいて、
こんなにも自分に女の部分があることを知りました。
ずっとこうして欲しかった気がした。
自分から乞うこと、委ねること、我慢すること、赦されること
初めて知ったことがたくさんあって、
伝えるのが難しいですけれど、
今迄随分味気ないところに居たことを知ります。
もっとかわいくなりたいです。

まだ、ご主人様よりも、自分のことを先に考えて、
自分が楽なこと、自分にとって気持ちいいこと、
自分の欲しいものに気持ちが傾いてしまう甘さがあります。
ご主人様のことをいちばんに考えられる
かわいい女になりたいです。













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返信

ご主人様から、なにかメールが届いたとして、
私はそのときほど気持ちが落ち着かなくなることは無い。
ざわざわ、する。

何度も読み返して、
どのような意図でそうお伝えになったか、
どんなタイミングでそれを考え、
書いて送信するといく行動に至ったか。
どう受け止めたらよいか、
自分の許容範囲、
いろいろな想いが巡る。

そして、
返事をするとき、返信をするとき、
ご主人様に対してきれいな言葉を選ぶように心がけている。
それはご命令のひとつでもあるし、
私の人間としての成長においても大切なことだ。
そう感じながら街を歩くと、
きれいな言葉での会話は余り耳にかからないように思う。
何気なく言ってしまう言葉、
きれいとは言えない口癖、
誤解を招く言い方、
いろいろ思い当たる。
言葉って難しい。
想いを伝えることって難しい。
でも、そのことを真摯に考えている瞬間は、
ご主人様と向き合えている証だと思う。

いつも私は、ご主人様に対しては何を言っても間違って居る様な気がする。
それほど、ご主人様の言葉は絶対的なものを感じる。
ご主人様は、基本的に私に対して厳しく接されているように思う。
甘やかされてきて、余り叱られることなく
大人に取り入ることを楽しんで優等生ポジションの子どもだった私。
叱られ慣れていない私にとって、
はじめはそれを“緊張感”“奴隷に対する支配的態度”
を演出するムードとしか、認識できなかったのですが、
いまは、それが奴隷への愛情のひとつだと思えている。
叱られることも、苦痛が先にくるけれど、
本当は叱っていただくこと自体も私の甘えだと思っている。
自分で気づけなくてごめんなさいという気持ち・・・。

指摘されたり、叱られたり、時に認められたり、褒められたり。
その遣り取り自体がなににも代えがたい
幸せのかたち・・・。
私にしか感じ得ないかたち・・・。














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