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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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返信

ご主人様から、なにかメールが届いたとして、
私はそのときほど気持ちが落ち着かなくなることは無い。
ざわざわ、する。

何度も読み返して、
どのような意図でそうお伝えになったか、
どんなタイミングでそれを考え、
書いて送信するといく行動に至ったか。
どう受け止めたらよいか、
自分の許容範囲、
いろいろな想いが巡る。

そして、
返事をするとき、返信をするとき、
ご主人様に対してきれいな言葉を選ぶように心がけている。
それはご命令のひとつでもあるし、
私の人間としての成長においても大切なことだ。
そう感じながら街を歩くと、
きれいな言葉での会話は余り耳にかからないように思う。
何気なく言ってしまう言葉、
きれいとは言えない口癖、
誤解を招く言い方、
いろいろ思い当たる。
言葉って難しい。
想いを伝えることって難しい。
でも、そのことを真摯に考えている瞬間は、
ご主人様と向き合えている証だと思う。

いつも私は、ご主人様に対しては何を言っても間違って居る様な気がする。
それほど、ご主人様の言葉は絶対的なものを感じる。
ご主人様は、基本的に私に対して厳しく接されているように思う。
甘やかされてきて、余り叱られることなく
大人に取り入ることを楽しんで優等生ポジションの子どもだった私。
叱られ慣れていない私にとって、
はじめはそれを“緊張感”“奴隷に対する支配的態度”
を演出するムードとしか、認識できなかったのですが、
いまは、それが奴隷への愛情のひとつだと思えている。
叱られることも、苦痛が先にくるけれど、
本当は叱っていただくこと自体も私の甘えだと思っている。
自分で気づけなくてごめんなさいという気持ち・・・。

指摘されたり、叱られたり、時に認められたり、褒められたり。
その遣り取り自体がなににも代えがたい
幸せのかたち・・・。
私にしか感じ得ないかたち・・・。














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