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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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某日、
ご主人様が、
私を呼び出して下さったことがありました。



日数を長く空けてのことでしたので、
とても緊張し、どきどきして
準備を済ませ、
約束の時間より、かなり早く、
そわそわしながら約束の場所で
お待ちしておりました。

結果、
ご主人様はお仕事の都合で、
「社に戻らないといけなくなったので
今日は帰りなさい」
というメールが届きました。

私にまず浮かんだのは、
ご主人様が大変な時期にあって、
忙しくされているのに、
約束をしてくださったんだ、ということへの
気づきと感謝でした。

きれいごとではなく、本当に、そう思えました。

約束・・・、は、
とてもプレッシャーのかかる行為だと
私は思います。
相手への約束でもあり、
自分への約束でもあるから。
スケジュールを律して、
「智薫」を一時的なことであっても
予定に入れて下さったこと、
存在を認めて下さったことに
感謝をしました。

そこに、少しでも、
「智薫を遣おうかな」という気持ちの影を感じて
とても、とても嬉しかったのです。
それが・・・、ご主人様の私への義務感からくるのか、
ご主人様の欲求からくるのか、という、
私にとって、
とても重要な情報である「動機」についてはわかりませんが(笑)


ご主人様は、滅多に約束はされません。
その重さを知っているからだと思います。
だから、反故になっても、
その約束自体に感謝をすることができました。

これは、私の中では大きな変化のひとつでした。
今までなら、
悲しい・辛い・がっかりした、など、より自分の気持ちに
フォーカスしていたと思います。
私は、ご主人様がどのような仕事をされているかや、
日常については一切知らされておりませんので、
知らない故に生じる、一方的な不安や
勝手な妄想を持つことが多分にあり、
どうしても、自分の気持ちのコントロールが
難しかったからです。
(いまも、・・・たまにはある。)

勿論、とても楽しみにしていたので、
お逢いできなくなったことは残念でしたが、
“この気持ちが保てれば、
私はずっと待っていられるな”と
俯瞰的に感じました。

携帯を開いて、ご主人様へ、
「お疲れさまです。大変ですね。
体調に気をつけて、
もうひと活躍なさってください」
と、メールを返しました。


きっと・・・、
責任のあるところにいらっしゃって、
たくさんの役割を担っておられるのでしょう。
仕事に懸命なひとは
畢竟、
世の中を良くするために献身しているひとだと
私は思うので、
一生懸命仕事に関わっているひとが好きです。
仕事に戻るとおっしゃったご主人様が好きです。

だから、私はご主人様の邪魔になるようなことは
絶対にしたくないと思うのです。
まあ・・・、おそらく、ご主人様のことですから、
そうならないようにコントロールされると思います。
奴隷として出来る範囲で、何か少しでも
気休め程度でも、
お役に立てればいいなと思います。

今回の少しのメールのやりとりで、
すごく、自分のなかで
ご主人様との距離が見えたような気がして、
距離があるからこそ、
大切にできる関係があるというのを感じました。

それが「逢えない」という情報であったとしても、
そこから
自分の気持ちやご主人様の考え
たくさんのことを
教えてくれるんだと感じました。
ご主人様は、私にたくさんのことを教えて下さいます。
そう感じられる間は
“智薫はご主人様の奴隷で在ると
自信を持って良いよ”と
誰かに囁かれた気分になるのです。







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