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囮捜査(2)2011-09-10 Sat 22:45
妄想4(の、つづき)
すっかり暗くなった通りをひとりで歩いているだけで、 自分が獲物として狙われているような気持ちにさせられます。 どこかで私のことを見ている男が居るんだろうか、 黒のパンストで締めつけられている脚を、 高いヒールで不安定に歩く姿を、 きゅっと盛り上がったヒップ、肉感的な腰の動き、 くびれたウエスト、その先の胸の揺れ、 それらを、今か今かと狙っている視線があるのだろうか、 人通りは途絶え、街頭も頼りなくうっすらと路を照らしています。 過緊張ともいえる状態で、歩いていましたが、 時間が経つにつれ、その状況にも少しずつ慣れ、 それらしい不審者もない様子に、 ほっとするような、囮の甲斐がないような、 もどかしい感じになりました。 さっさと帰って、彼氏のとこ行きたい。 雑念さえ浮かんでくるころ、 内線が入りました。 近くに配置されている同僚からです。 「後ろに、不審な男が居るから、 そのまま振り返らずに歩いて。 何も気付いてないみたいに。」 耳に神経を集中させ、不安に身を硬くしながら、 速度を変えないように、歩みを続けます。 いよいよ現れた・・・? 確かに、そう思えば、足音が私にぴたりと張り付いているような 気もして来ます。 「ちょっと周囲と距離をおいて、 ひと気のないところに進んで。 現行犯でとりたいから、 ちょっと際どいかも、だけど、 ちゃんとこちらから確認できているから。」 なんてことを言うんだ、と思います。 不審そうならそこで職質かけて、おとしてしまえばいい、 こんな囮はやく辞めたいよ。 でも、仕方ない、と言い聞かせ、 公園の先の奥まったところ、 フェンスで区切られた、 テニスコートへと続く細い路地に沿って、 木々の間を、落ち葉を踏みながら 細いヒールで歩きました。 公道からは、鬱蒼とした木々の茂みと、 その辺りの前に建っている、 すべりだいやシーソーなどの遊戯道具で、 私の姿は視認しづらい環境だったように思います。 こんな夜の深い時間、誰もいないところに、 こんな挑発的な格好で、 変質者を待ちうけている私・・・。 望んでしていることではないのに、 仕事なのに、 それをわかっていても、 変な想像をして、興奮してしまう・・・。 ブログランキングに参加してみました。 応援よろしくお願いします。 ↓クリック |
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