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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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囮捜査(3)

妄想4‐2(の、つづき)

熱っ、と思いました。
それから痛みがはっきりと追いかけてきました。
私は突然
がつん、
と急に後ろから強い力で押されていました。
フェンスに張り付けられるように、
その網目をまじかで見ました。
ビニール質のようなものでコーティングされている
金属のフェンス、ところどころ錆び、
塗装が剥げている、
金属特有のきんと冷えた、冷たい質感。
がちゃがちゃ、と音が響き、
この感じている痛みはどこからくるものなのか、
把握したくて
目を見開きます。
がちゃ、がちゃん。
金属の触れあう音、手首の痛み、
私は手をねじり上げられ、
片方をフェンスの網目に噛ませた手錠を
懸けられていました。

背後から、突然そのように抑えつけられたので、
混乱しながら、振り向こうとします。
男の厚い手で、首の後ろをがっちり掴まれ、
振り向くことを制されます。
右手が手錠に繋がれ、
首を動かすことも出来ず、
私はもがきながら、
ぶれる視界で、遠くのテニスコートを見ました。
こんなときほど、なにひとつ言葉を発することはできないのです。

男は片手で、首を抑えたままで、
スカートの上から、執拗に、円をえがくように
尻を撫でる動作をくり返し、
自身の硬くなっているものを擦るように私に押し付けました。
気持ち悪い。
嫌。
やめて。
思っていることが口から出ていきません。

シャツの裾から、侵入した手が、ブラで覆われている
胸の形をそのまま何度もなぞり、
つんと伸ばした人さし指が、
先端の突起をほどなく探し当てました。
っ!!
やめて!
って叫びたい気持ちで溢れていましたが、
声は声帯の存在を忘れたかのように、一向に出ませんでした。
よく、痴漢被害者が泣き寝入りをする事例について、
なぜ助けを呼ばないんだろうと思っていましたが、
呼ばないんじゃなく、呼べないのだということを実感しました。
声が・・・、出ないのです。

手は、ブラをぐっと押し上げてバストからずらし、
はみ出たちくびを
入念にこりこりとつまんで弄り始めました。
いやっ。嫌ぁ。
身体をよじります。
その度、金属の触れあう音が、
濁りなく響きました。

首を抑えつけられ、
どんな男が私をこんなふうにしているのか
確認さえできないまま、
好きな様に身体をいじられて、
遂には、男の舌が私の耳の裏を、
複雑な形の耳介のひだを、
それに続く頬や首筋を、
じゅるじゅると涎でぬめらせながら這いまわりました。

思いだしたように出た初めての声は、
ああ、と
甘さの入り混じった、思わず漏れ出る様な息でした。

男は白く柔らかな乳房の先の、肉で出来た突起を
充分に硬くさせると、それに飽きたように、
スカートに手を差し入れました。

スカートの中で手を蠢かせ、
パンスト独特の化学繊維の手触りを愉しむように、
服の上からしていたのと同じように、
何度も何度も撫でさすりました。
いや。
助けて。
股の間にも、指をすりすりと擦りこみ、
太ももに挟まれる股肉の感触を味わっているようでした。
気持ち悪い。
嫌。
見も知らぬ男に犯される恐怖に身を強張らせ、
助けを呼ぶというアイデアに今更ながら気付きました。
さっき、私のことを確認できていると言っていたから、
私のことは、見えているはず。
「現行」しているのだから、
助けてくれるはず・・・!

声が思うように出ない代わりに、
私は自由を奪った右手の手錠を、
何度もフェンスに叩きつけました。
SOSのつもりで、
少しでも大きな音が出るよう、
何度も叩きつけました。
そのたびに鈍く響く痛みを我慢しました。
















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