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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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はじめての・・・(4)

ご主人様の足元にうずくまっていました。
次なるご命令で、私は口だけを使って、その靴下を脱がそうとしているところです。
なかなかうまくできずに、何度も繰り返しました。
微かにちくりと肌を刺激する布の感触。
その内にあるご主人様の体温。
唇で挟み込み、ゆっくりと布を引くようにしてずらします。
ようやく素足をあらわにできると、
その足は、私の頬をぐりぐりと捩り、それから、舐めるように促しました。

ひとの足を舐めるのは、初めての経験でした。
出来るかな・・・、
自分のなかの戸惑いに耳を澄まします。
おそるおそる・・、舌を伸ばして、
ゆっくりと、親指の裏に舌を這わせました。
ご主人様を、当惑の目で時折見上げながら・・・。
ご主人様は、智薫のくちの中で、その指を器用に動かし、
口腔を、舌を、足で犯しました。

アイマスクで、視界は突然奪われます。
ご命令・・・、
そのままの格好で、両脚を開く姿勢を取るようにと。
おずおずと、言われたとおりに従います。
視界は暗闇。
ご主人様の気配を探します。

一瞬、
光るフラッシュとシャッター音にぞくりとしました。

ご主人様は、はしたない奴隷の姿を写真に撮っておられるようでした。
恥ずかしくて、情けなく、無力な私・・・。
ご主人様の前では、どのような自由も奪われ、どんな些細な抵抗も意味を為さない・・・。

それから、暗闇の中、ロータが、そこにあてがわれるのを感じました。
スイッチが入れられ、一部が、熱をもっていきます。
気持ちよくなってはいけない、と思うほどに、
声はどうしても抑えられず、漏れてしまいます。
「ああっ・・・。」
勝手に感じるな、と叱られながら。













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