スポンサーサイト-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
はじめての・・・(3)2011-08-19 Fri 00:05
伏せの姿勢を取ると、ご主人様は、だめだ、というふうに一息ついて、
そうじゃない、こう。と、姿勢を正されます。 様式美の重要性、 ご主人様の美意識、を、身体で感じます。 だんだん、自分の身体が自分だけのものではなくなっていって、 自分の命令ではなく、ご主人様の命令だけで動いていく不思議。 「ご挨拶。」 伏せの次のご命令は、奴隷としてのご挨拶を述べるように、 というものでした。 ご挨拶・・・。 ご主人様にお逢いするこの日のために、 あらかじめ自分で考えていた奴隷としての言葉。 緊張で、声が震えて、喉が絞られるようで、 発語しようと試みるけれども、 頭のなかはどんどん白くなり、 充分なご挨拶が出来ませんでした。 圧倒的な静けさ、 そう、何か言葉を発することが、罪になりそうで、 とりかえしのつかないことを言いそうで・・・。 すごく場違いなところにいて、たったひとりで、 私はなにをしようとしているんだろう。 ご挨拶・・・。 ご挨拶、奴隷としての。主へ捧げる言葉。 本当に、奴隷になれる? なろうとしている。でも・・・。 緊張と混乱で、身体はどんどん強張っていきます。 そして、1秒1秒の時間の経過が、その空白があまりにも長く、 空白が何も解決してはくれないことを 誰よりも感じている。 ご命令を達せない奴隷には罰を。 ご主人様は、当然のように、奴隷のおしりを平手で打ちました。 言えないのか、と呟き、頬もまた、打ちました。 痛くて、じんじんして、恥ずかしい・・・。 もう私はここから動けないのではないかと思いました。 時間も、ぴたりとその動きを止めたように錯覚しました。 空白を切って、声を漏らします。 「(・・・・)」 そのご挨拶の言葉を告げると、 ご主人様から赦しをいただきました。 そして、両の掌で、智薫の髪を触ってくださいました。 ブログランキングに参加してみました。 応援よろしくお願いします。 ↓クリック |
この記事のコメント: |
コメントの投稿 |
||
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 逢瀬日記 |
|