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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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二重写しの彼女

『ゆっくり 破って』
深志 美由紀著
を読みました。

内容に関する記述をするので、
未読の方はご了承ください

作品はロマンス系SM作品であり、
著者は官能小説を中心に、ティーンズラブ、恋愛小説などを
書いておられる作家です。

扇情的な本の帯のコピー文と、
ルビーの指輪??か、
明瞭ではないけれども、
なにか美しい表紙が目に留まり、
購入しました。

文は流麗で、比喩はなまなましく、
行為は鮮烈で、ありありと感じられるような
よい作品でした。
構成も凝っていて、好みでした。

ただ、「そう」なるまでが、
無抵抗でうまくいきすぎている感と、
フィフティシェイズシリーズでも感じた、
病理を想起するような記述は
すこし、物足りないような気がしますが、
まあ、
踏んだり踏まれたり、
撲ったり撲たれたりは、
それをしない「ノーマル」サイドから見れば、
そういう理由付けを要するものなのでしょう。と思います。
「ノーマル」がなにかは、よくわからないものですが。

破る は、破瓜に対してか、
あの手紙に対してか、
ひとつのセンテンスに
いろいろ含みを持たせるのが
お上手だと思いました。

最近おすすめの一冊です。





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