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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記2(9)

落とさないように、咥えていなさい。
と、
バイブを、いった直後の敏感なそこへ、ねじ入れられる。
その間、伏せの態勢で待機させられているので、
ご主人様が、いま、どんなふうに、
何をしているのか見当もつかない。
全然分からなくて不安。
いつまで・・、そうしていただろう。

ソファに来るよう促され、
ご奉仕を赦していただく。

胸元、ちくび、鎖骨、脇、手、膝、耳元。
膝の裏、足。足指へ舌を従順に這わせる。

足を舐めていた時に、片足をオットマンのように、
ごく自然に腰に乗せて戴いたのが、なぜか嬉しかった。
ぐいと踏んだりして。
普通に考えるとひどい扱いなのに、
嬉しいと思う自分に驚く。

智薫はご奉仕するの好き?と何気なく訪ねるご主人様。
はい。と、見上げて伝える。
そう。と少し笑う。

ご奉仕していいよと、許可を貰ったので、
ベッドにあがりご奉仕させていただく。
ご主人様のおち/んちんは、もう硬くなっていて、
単純に嬉しく思う。
私の身体、存在で、そうなっていると信じる。
先端にうっすら滲む透明な液も、
私への反応だと思うと嬉しくてたまらない。

全身を充分に舌で這った後、
おち/んちんを口腔に含む。
はじめは、ゆっくりと舌を添わせて舐め上げて、いとおしむように。
上手になりたいです。ご主人様が満たされるように。
唾液はのみこまないように、
口いっぱいに溢れる液をたたえたままで、
ローションでぬらぬらにしたそれを、じゅるじゅる音をたてながらすする。
すごく硬いです。太くて。
手で根元を上下に擦りつつ、
アナルを舌で刺激します。
ときに吸うように、
どれくらいそうしていたか、
夢中になっているうち、
いって欲しいかと問われて、
私はザーメンをおねだりしました。
ご主人様のザーメンください、
智薫のくちの中にください、と。

どっ、と口の中に溢れるのを感じる。
ご主人様のザーメン。
いのちのかけら。

思わず、味わうことなく一気にごくん、と飲み込んでしまって、
少し勿体なさを感じる。

しばらくして。

バスルームで、シャワーでご主人様の身体を洗わせて戴いた後、
いっぱい頑張ったから、ご褒美。
と、
髪を撫でられ、キスを下さいました。

やっぱり・・・、ご主人様のキスは、段違いによくて、
蕩ける。立っているのが辛くなる。
ご褒美のキス・・・。

甘い。
麻薬ですか?
忘れられなくなるよ。
こんな遠くまで深くまで、私をどこまでいかせるおつもりですか。

そんなことを、帰り道にひとり想う、逢瀬の夜。

















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