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『口紅』2011-09-18 Sun 12:51
左手に持った手鏡に素肌を映す。
化粧水と乳液で肌を整え、 薄いベージュの下地を薄くのばす。 液状のファンデーションを、さらに薄く重ね、 それが少し乾いたころ、 太い筆で、そっと撫でる様に、 チークで頬の高みにぽっ、と薄い桜色をのせる。 長く黒い睫毛を、ビューラで挟み、 きれいなカーブをつくる。 マスカラで1本1本の睫毛をコーティングしていく。 どんどん吸引力をもつ目もと。 伏し目にしたとき、きっと繊細な影を落とすことでしょう。 細い筆を手に取り、目のふちをかたどる。 うすいピンクベージュのシャドウを重ね、 その細かいパールは瞳にきらきらと反射して光る。 眉をうすくなぞる。 薄すぎず、濃すぎない眉には知性が宿る。 フェイスパウダーで、肌の仕上げを。 つるりとして、つやのある肌の完成。 触れたくなる、ような。 最後に口元を彩る。 肉感的な、ぷるりとした唇を、 ライナーでなぞる。 上唇の形は、猫の耳のようにつんと尖る。 下唇は、月の弧のようにまろやかにカーブする。 リップクリームで整えると、 その弾力は増すようだ。 筆で、紅をのせていく。 薔薇の花びらのようなピンク。 グロスを中央だけに重ねて、光を集める。 触れるのを待っている。 あの唇に ブログランキングに参加してみました。 応援よろしくお願いします。 ↓クリック |
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