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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記51(2)

そわそわして読書も捗らないまま
携帯のバイブレーションが
ご主人様からの指示の着信を知らせる。

時間はまだ浅い午後で
陽のあたたかさが残っていることに
浮かれてしまう。
こういう「特別」のかたちも、ある。
私には私だけの特別のかたちがあることに嬉しくなる。



私はいくつかの小菓子と飲み物を用意して
ご主人様の指定の場所に待機します。

部屋に入り、
締めるように首輪を巻いていただく。
このところ、
ご主人様は、首輪をきつく巻くように、思う。
私の首にぴたり、這うような、同じ径の穴を間違いなく選ぶ。

いつか・・・、
はじめてのあの日は、
その行為が
とても儀式めいていて、
本当に感動した。
私はいつもそのような心持ちで、
首輪を受け容れたいと思っている。
これもまた「特別」なことだと。

ご主人様は、
首輪を付ける行為に、
とても手が慣れていらっしゃって
ときに、面倒そうに、
ときに、無造作に、
ときに、意思を持って、
私に付けるように、思う。

私は、毎回毎回、
それがどんなふうになされるのか、
緊張をしながら、頭を下げ、肩にかかる髪を横に流す。

面倒さには、それが面倒でも、欠かさずしてくださる行為に感謝を。
無造作さには、その慣れた手つきに、私とともに過ごしてくれた
これまでの経過を想い、感謝を。
意思を感じた時には、緊張をもって、なにを伝えようとされているのか
少しも残さず、受け取りたい気持ちとともに、
その心の動きに、感謝を。

同じ径に馴染んできて
皺が深くなった細い首輪は
私の心が深く馴染んでいるように、思う。





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