2ntブログ

逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

逢瀬日記48(1)

味わう。
私はまだ味わう。

辛みや苦みもまた味覚の一つということを思い出す。

繰り返す。
揺り返す。

辛みや苦みを知る度に
余りある甘みも、また、
かつて味わったということも。

ゆるやかな下り坂を感じて、
ここで降りることも出来る。
いつもいつも、私は
今がピークだと感じながらご主人様に添った。
それがうれしくていつもしあわせだった。
なぜか、いま、その日その時にはピークではない場所にいると感じた。

ご主人様が大切で、ご主人様のしたにいることが心地よい、
そういうこととは別に
安定も約束も無いけれど
安定や約束を怖れる不思議な感情
欲しいのでは無くて
無い中でつながっていて、
ご主人様も、私も、それを疑っていないのだろうという
可笑しな確信
私がいま、ご主人様を離れたら
ご主人様はそれで簡単に納得してしまうのではないかという怖れ
それほどの、燃焼感
互いを苦しめない程度の執着心を強く求める自惚れ

きっと、湧き出したのは
持っている気持ちをすべて出して自分のなかから手放して
たくさんのことをご主人様に知っていただき、理解や批判や共感をいただいて
私自身に、もう味や色味が無くなってしまったのではないかという怖れ
あたらしい自分をつくらなければという焦燥感
ありのままの自分ではいけないという焦燥感

自分でも言葉にするのが難しい気持ちを
ご主人様に表現できるはずもなく
もやもやはもやもやのままそっと仕舞っていた

ただ味わう。
掌を通じて、体温を知って、
すべて、集中する。
私は今に集中する。

ひいていく、
波のようにひいていく。
もやもやしたものは、
いまある現象にすべて
目の前の触れる肌にすべて
移り変わっていく
それだけが大事だと
もう一度
集中して味わう








ご訪問ありがとうございます。ランキングに登録しています。
1クリックいただければ幸いです。



別窓 | 逢瀬日記41~ | コメント:0 | ∧top | under∨
<<逢瀬日記48(2) | 逢瀬日記 | 逢瀬日記48周辺>>

この記事のコメント:

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧

| 逢瀬日記 |