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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記2(7)

ベッドに導かれ、膝立ちからよつばいの姿勢へ。
ご主人様がおま/んこを苛めやすいように高く腰を上げる。
アイマスクや口枷も、はずして頂けた。

ロータやバイブを、はじめは、試すという程度に、
軽く何度もオンオフをくり返し、私の反応を見ている。
ご主人様は、私がすごく怖がっていたバイブをチョイスされ、
ローションでべとべとにしたそれを
智薫のなかへ・・・。

初めは違和感、痛みを伴ったけれど、
前後へと、ご主人様のリズムで出し入れされると、
身体が反応してしまう。
妙な気持ちよさ。
うずうずしてくる。
せりあがってくる感じ・・?

やっぱり、また、いかされてしまう。
恥ずかしいよ。
自制の利かない、ご主人様に対してノーコントロールな私。

見ててあげるから、オナ/ニーしなさい。
いつも練習してるんでしょ、と、
冷薄なその眼で、指示を与える。
ロープは解かれても、全然自由じゃない。
自由じゃない・・・。

じっと私はその主の姿を見つめる。
しっかり見ておかないと記憶に残らないから。
刻むように見入る。
その眼の感じや、手や、指、言葉を発する時の唇の動き。
ここに居て、どこにも居ないかのように
ご主人様の存在は限られていて、
いまここでこうして逢えたことも、
幻のようで、
私たちには約束なんてものはなくて、
次、瞼を開いたら、もう逢えないかもしれないと
思うほど、限られていて、
だから、私はこんなにも懸命に不自由さを選ぶのだと思う。
確かに、「その男性」は、昨日も今日も、明日もきっと実存しているのだけれど、
「私のご主人様」としての、ご主人様は、
いま、ここにしかいなくて、
それを懸命に見つめようとする私の前にしか存在しないかのように思えて仕方ない。
だから、見逃さないように、必死になるのだと思う。












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