2ntブログ

逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

逢瀬日記29(5)

「智薫、来なさい」
その声で、私はご主人様のもとへ。

私がずっとそこへ行きたいと望んでいた場所。
甘えるように、
絡みつくように、
ご主人様の足を手のひらで撫でます。

「フェラチ/オしているところをKに見せてあげなさい。」

ご主人様の次なるご命令・・・。
私は、欲した、雌犬の眼でそれを見つめます。
視覚情報だけで、
分泌され、満たされていく口腔の唾液。
あふれる。

ご主人様は、ご主人様自身で、スラックスを脱いで、
私に許可して下さいました。

私は、ご主人様のご主人様だけの匂いに夢中になります。
くんくんと嗅いで、
舌でそれを包みます。
じゅぷじゅぷと音がなります。
それから、じゅるじゅると吸い上げるようにします。
ご主人様は、すぐ硬度を増して、
うれしくて、たまらない。

うれしいです、と言っていました。

ときに、ふと、Kのほうに眼を遣ります。
きっと、私はいやらしい眼をしていたのでしょう。
目が合うと、Kは「わん」と鳴きます。

“いいでしょう。私、ご主人様に
こんなことを許して頂いているのよ”、
男の彼に、なぜか、奴隷としての優越感をもつ私。
あきらかに歪んでいる(笑)

ご主人様は、少しして、私を引き離し、
「Kに、パイパンにしたおまん/こ、見せてあげなさい」
「Kは、智薫には触るなよ」
そう、命じます。

私は、言われるまま、
彼に近づいて、黒のショーツをずり下げました。

「手で開いて見せなさい。
そのまま、オナ/ニーしてごらん。
オナ/ニーしているところを見せてあげなさい。」
そのご命令に、従います。

ゆっくりと、指を、這わせて。
震わせるように、芯を硬くしたクリトリ/スに触れます。

「すごく、つるつるになって、きれいです」
Kはそんなふうに言います。

秘部を心許さぬ相手に見せる恥じらいよりも、
迷いなく
ご主人様の命令にきちんと従うことができている
誇らしさのほうが勝つ。
私は、
首輪で繋がれていて、
ご主人様の意思によってそんな行為が出来ることを
うれしく思う。

ご主人様が私の反応や行動を見て下さっているのを感じる。
視線で感じる。
ご主人様を感じる。

「Kも、自分でしなさい」
ご主人様は、冷たい声で命令をくだします。

私たちは、ご主人様のおもちゃという
唯一の共通点をもって、
オナ/ニーを見せ合う。

「K、いくなよ。智薫も。」

身体が熱い。
ご主人様の意に添って調教を受けていることがうれしい。
ご主人様の設計図のなかを生きている。

絶頂の予感がちらちらと見え隠れする頃に、
自慰を中断させてから、
ご主人様は、私がKを鞭打っているところや、
踏んでいる様子を、カメラで撮ってくださいました。
あいまに聞こえる、Kの啼く声が、
「もっと」とねだっている。
「欲しい」と。

私も、いつも、こんなにはしたなく求めているのだろうか。
Kのなかに、自分を見てしまう気分・・・。

ご主人様は、もう一度、私をそばに呼んで、
「わかる?」というふうに眼を見ました。
あ、おしっこだ・・・、と思いました。
そしてその通り、
口を開いた私に、放尿しました。

はじめて・・・、身体にかけられたときや、
飲むように命じられたときは、
辱めや屈辱にしか感じなかったものが、
うれしくさえある今の私は立派な変態だ。

「ご主人様が、ためらいなく私をそのように使い、
そのように言葉にもせず命じる」ことが、
とても特別に感じられてうれしい。
そして、それを見られることも。

Kが調教に加わるという話を聞いたときには、
ただただ恥ずかしいか、惨めに感じるのか、
どちらか。そう思っていたけれど、
Kを目の前にして、
私の忠誠さ、ご主人様の調教の成果やその命令の効力を
示せるようで、
うれしく感じた自分にも驚きました。

私は、第三者のまえで、「ご主人様の奴隷」という立場を
示せるということが、
とてもうれしいことだと知りました。
それは、このブログを書くときに、
はじめて知った快感でもあったのですけれど・・・。

「Kは、ここまで。帰りなさい」
ご主人様は、そう命じて、Kを帰しました。
部屋に残ったのは、
2人だけの時間。

それが、とても貴重に感じました。
ご主人様が私に与えて下さった
ご主人様の時間

今日だけの
今だけの
ご主人様とご主人様の奴隷の時間











お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。



別窓 | 逢瀬日記21~ | コメント:6 | ∧top | under∨
<<逢瀬日記29(6) | 逢瀬日記 | 逢瀬日記29(4)>>

この記事のコメント:

なんだか安堵にも似た…感覚で読みました

智薫さんの成長も改めて感じられたのですね

常に理知的に自ら考えることを望まれているご主人様と

それに常に沿う智薫さん

お互いに選ばれたふたりと思いました
2012-04-06 Fri 22:16 | URL | ミチル #-[ 内容変更]
M男性というのは、なるほど絶妙な選択だと感心しています。
女性同士だと、どうしても嫉妬心が生まれるし優越感を感じても後味の悪いものになってしまいます。
そして、S男性だったとしたら、智薫さんとその男性が性的な交わりを持つ可能性もあるとなると、それはまた難しい。

そうなると、M男性というもは一番智薫さんが傷つかずに、なおかつ、ご主人様の奴隷でいることの優越感の心地よさも味わえますよね。
ついでにご主人様のS的なところも見られるし^^

先にその男性を帰したことも、それぞれにとってよかったのだと思います。
それで、完全に『オモチャ』扱いができましたものね(きっとKさんは、先に帰ることで萌えたかも^^)

わたしは、S嗜好はまったくなく、その真似事でもしたいと思わないので、智薫さんの立場になったら従う喜びよりしたくないことをする傷のほうが大きくなりそうなんですが、智薫さんは上手に立ち回れたので、ちょっとホッとしています^^

このKさんとの関係が、一度きりなのか、これからも続くのかわかりませんが、どうか、これからもご自分の心に素直に綴られますように^^

ドキドキハラハラ読ませていただきました^^
2012-04-06 Fri 22:40 | URL | りん子 #QodJ.NVU[ 内容変更]
快感とも、なにともつかない、本当に不思議な気分で
ここまで読みました……

ほんとうに、智薫さんのためにご主人様はいらっしゃるし、
ご主人様のために、智薫さんはいらっしゃる。
ミチル様と感想が少しかぶってしまうかもしれませんが……
お互いがお互いに、はまった、パズルのピースのような「和」を、なんだか、感じました。

「ああ、いいな……」と、思わず……つぶやきました……(*´-`)
2012-04-07 Sat 00:29 | URL | まな #o7EPQLF6[ 内容変更]
成長、
そう言えるかは
判りませんが、

ご主人様の意思のなかに
居させて頂いている状態が
とても心地よかったです。

そんなふうにおっしゃっていただき
ありがとうございました。

選ばれた
という実感はなく
また、
選ばれた
というよりも
選んでいただけるような、
選択肢のひとつで在ることができるような、
そういう状態でありたいと
思っています

ありがとうございます。


2012-04-09 Mon 22:16 | URL | 智薫 #-[ 内容変更]
コメントくださって、
ありがとうございます。

そんなふうに思い返すと、
ご主人様、
巧妙ですよね(笑)

> 女性同士だと、どうしても嫉妬心が生まれるし優越感を感じても後味の悪いものになってしまいます。
> そして、S男性だったとしたら、
智薫さんとその男性が性的な交わりを持つ可能性もあるとなると、それはまた難しい。

まったくその通りだと感じます。

そして私自身もドキドキハラハラしてこの時間を経験しました。
りん子さんの心が動くようなことをお伝えできたのであれば
うれしいです。

いつもありがとうございます。

2012-04-09 Mon 22:21 | URL | 智薫 #-[ 内容変更]
こんばんは。
ご訪問とコメントをありがとうございます。

> ほんとうに、智薫さんのためにご主人様はいらっしゃるし、
> ご主人様のために、智薫さんはいらっしゃる。

このお言葉
とてもうれしく、何度も読ませていただきました。
私のためにご主人様がいてくださるのかはわかりませんが、
私にとっての
ご主人様の存在は少しずつ私の中で大きくなっていっているのだと思います。
はじめは、
受け入れられなかったことも
徐々に受け入れ、
いつしかそれを悦ぶようになる変化は、
ご主人様の調教の進化・深化という変化と
それに対する私自身の反応の
積み重ねによって起こっているものだと思います。
それはきっと
すぐに構築できるような種類のものではないから
私は関係を大切にしたいと強く願っています・・・

> お互いがお互いに、はまった、パズルのピースのような「和」を、なんだか、感じました。

ありがとうございます。
和、で、ありたいです。
ご主人様が手にとりたくなるような
ピースでありたいです。

2012-04-09 Mon 22:32 | URL | 智薫 #-[ 内容変更]
∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧

| 逢瀬日記 |