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逢瀬日記13(1)2011-12-15 Thu 23:52
あんなことがあったあとなので、
もう、早々には呼んではいただけないと思っていたら、 次のお呼び出しは意外にも、私の感覚では「はやく」訪れました。 ご主人様と往来で待ち合わせました。 目が合うと、すぐに背を翻して、道を行かれます。 チカチカ点滅する信号を、青いうちに、 軽く走って渡っていくので、 私は、「撒こうとしているみたいだ」と小さく笑います。 ああ、笑っている場合じゃない、 本気で着いていかないと、見失ってしまう・・。 “撒かれないように”ヒールの靴で小走りについてゆきました。 ご主人様は信号を渡ってからも淀みない足取りで 通りを進まれました。 それから、唐突に振り返り、私が居ることを確認すると、 近くのお店に入られました。 小さい店内、ひとりがやっと座れるほどの、 狭いスペースのカウンターが6~7席。 カウンターのなかでは、夫婦と思しきお店の2人が、 焼き鳥の串を、タイミングを見計らってひっくり返したり、 お客さんへアルコールを提供しておられます。 突き出しの小鉢、いくつかの串を、 ご主人様からいただきます。 グラスに注いだビールで、乾杯をして、 ご主人様を無言のまま見つめます。 ご主人様に、こういうふうに、 ごちそうになったり、 「調教」を少し離れた場面で会話をさせていただくのは、 本当にめずらしいことでしたので、 私はずっと緊張していました。 そして、今日のことをずっと覚えていたいと思って、 ご主人様のしぐさや、発する言葉ひとつひとつに 目を凝らし、耳を澄ませました。 仕事のお話を少し聞かせていただき、 ご主人様の「ご主人様」以外の面に、 ほんの、ほんの少し触れたような気がして、 そう滅多とないことが、うれしかったです。 「ご主人様」として見つめると、 “ふつう”の「おしゃべり」が、出来なくて、 どきどきしました。 なんて言ったら、愉しんで貰えるだろう、 どんなふうにあいづちをうったら、もっと話したいと思っていただけるだろう、 ずっとそんなことを考えていたように思います。 限りある時間で、ご主人様に私の出来るうちのものを 提供したいと・・。 だから、お話の内容も、正確には思い出せていないかも・・しれません。 ご主人様の話す顔、箸の動き、グラスを持つときの手、 そういうものばかり見ていたように思います。 その店内の狭さのおかげで、私は心おきなく、 ご主人様が言葉を発するたびに、ご主人様のほうへ耳を近付け、 また、何か私がお伝えする時は、 ご主人様の耳元へ唇を近付けて、伝えることができました。 その近さが・・・、なによりうれしかったです。 少しの時間をそこで過ごし、 ご主人様のあとについてお店を出ました。 ご主人様に悦んでいただけるよう、ブログを書き続けたいです。 1クリックどうぞよろしくお願いいたします。 |
この記事のコメント:私ならどうするんだろうな。
雰囲気からして、おじさんと、小娘みたいな感じだから、そういうお店とかだと、私が逆に敬語使ったりして。 なんかドギマギしちゃいそう。 最初からホテルとか、ちょっとした、ファミレスとかなら、気にせずに友達みたいな感じで話せるんだろうけど。 普段メールとかしかしないから、もしかしたらすごく怪しい(;¬_¬)感じに写るかも。 やっぱ、会うと、いいよね。 結構遠距離だからなうちらは。 こうして、智薫さんの何気ない話し聞いてると、羨ましいな。 って、ごめんね。 ついつい、自分の話しちゃって。 こうして、さぁ、11回目迄は感じなかった心境にさぁ、何気ないことの中に含まれることを、見つけだす、楽しさもあると思うよ。 肩肘張って、カチコチに凝り固まって御主人様をみたり、奴隷ってことを感じたりするんじゃなくってさぁ、ありのままの智薫さんで居て良いんだから、肩の力抜いて、全身の凝り固まった物を解き放って、自然体で、御主人様と寄り添えれば良いのかなって私は思うよ。 寂しいのも、辛いのも、苦しいのも、不安なのも、嬉しいのも、楽しいのも、幸せなのも、快感も、快楽も全て、御主人様と一緒に寄り添うことでしか味わえない今までの環境とは、違った特殊な気持ちだと思うよ。 特殊なってわかりにくいかもしれないけど、友人、家族、彼氏、同僚、今まで付き合って来てる関係の中での気持ちと、同じ意味合いを持つんだけど、でも、特別な気持ちだったりすると思うんだ。 そうしたこと全て引っくるめて、智薫さんだからさぁ、一緒に居る幸せを、積み重ねていけたらいいと思うよ。 何話したいかわかんなくなってゴメン。 なんか伝わってくれたら嬉しいな。 コメントありがとうございます。
ドギマギ・・しちゃいますね。 > やっぱ、会うと、いいよね。 綺果さまは、順平さんと会いたいと感じてらっしゃるのですね。 本奴隷に昇格した、可愛い奴隷さんですものね。 そういうふうに素直にふっと出てくる、 綺果さまのSの気持ち、素敵だなと思います。 >11回目迄は感じなかった心境にさぁ、 何気ないことの中に含まれることを、見つけだす、楽しさもあると思うよ。 そうですね。 いま、こうして逢った時にいろいろ感じることは、 いままでのことがなければ、何も思わなかったことかもしれません。 その瞬間が貴重だと思ったり、 「そうそうない機会だなぁ」と思ったりすることは、 いままでがあるから生じる気持ちなのでしょうね。 “ありのままの私”でいたら、きっとずっとにやにやにこにこしてて 気味が悪い(笑)と思うので、ちょっと硬めくらいがいいかとも思います(笑)。 少しの時間でしたが、 ほぼ「普段のわたし」としての日常のことや、仕事のお話などができて、 とっても安らぎました。 >特殊なってわかりにくいかもしれないけど、友人、家族、彼氏、同僚、 今まで付き合って来てる関係の中での気持ちと、同じ意味合いを持つんだけど、 でも、特別な気持ちだったりすると思うんだ。 なんとなく、ですが、おっしゃっていることが判るような気がします。 ご主人様と奴隷というだけで、日常を超越していますけれど、 そこから、日常へ繋がるような価値観や考えを与えていただいたりするのは、 とても貴重なことです。 日常では、奴隷以外の側面を生きているけれど、 その根や奥の方にずっとご主人様を持っているという感じ・・かな。 あたたかな言葉をありがとうございます。
2011-12-16 Fri 13:12 | URL | 智薫 #-[ 内容変更]
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