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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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ことばのいのち



ご主人様に言葉をいただいた。
宝物のような言葉だった。
私はご主人様の言葉ひとつで
浮かれたり沈んだり
よくもまあ忙しいことだ。と思う。

そんなひとことで私のことを簡単にコントロールできるけれど
ご主人様は余り言葉で遊んだりはしない。

言葉の有効期限について考えたりしたこともある。
あの日あのときのあの言葉は
まだご主人様の中に生きて居るんだろうか?など。

生きていると色々変化があり
人間は忘却の生きもので
都合よく改変したり忘れることも多々あるでしょうから
同じものを見ていたかどうかは
そうあってほしい。と願うのみ。
私は私の目からしかものごとを見られないし
ご主人様はご主人様の目から。

いつも発せられた瞬間
言葉は最大限の力とスピードで私に届いて、
有効期限は届いた瞬間に切れてしまうものなのかもしれない。

言葉の鮮度はなくなっても、
それを味わった時の記憶の有効期限は
私が生きて居るうち すべて

何度でも
味わう。

私はこの味が好きだ。

新しい年に、ご主人様の言葉をありがとうございました。





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