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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記48(2)

好きだったブログがいくつか閉じられていて、
あの場所もなくなると思うと寂しい。
いくつも終わりかたを見ると、
自然とその方向に目をやってしまう。
つながっている今を置き去りにしないで
大切な瞬間に心動かされたことを
忘れないで居ようと思う。
悲しくは無く、仕方ないのだと思う。
出会い、発生し、溢れ、こぼれ、味わった。

思い出すのは、あの日、
白のコート、
並んだグラス、
見えないけれど確かに感じたリード、
胸をうつ小雨、
雑踏に浮かび上がる特別な声。

すこしの過去も、随分遠く思えて、
思い出すととても愛しい。

こんな揺れかたをしていることはご主人様は知り得ないところだろう。



48の逢瀬。
夜の入り口には、
ネットカフェで連絡を待っていました。
連絡があり、
同じ部屋に入ります。

軽食を準備し、
脚を伸ばして貰います。

ご主人様の前に跪いて
赤いものを締められ、
所有されることに酔う。

素足がシルクブラウス越しの肉を踏む。
私は、その、圧のかかりかたのなかに
ご主人様の個体としての存在、
重さ、ここにあること、を感じる。
その行為を赦し、認め、よろこぶ自分を感じる。
誰とでもできることではない

私は、事前に撮っておいた自慰の映像のある
カメラをご主人様に差し出します。

ご主人様は、足を舐める私をときどき眺めながら
小さな画面に映る私の痴態を把握する。

ご主人様にお逢いする前、
近くに居た男性が、自慰を始めたのを
見てしまったという話をして、
まあ、私も、こういうの撮っているので
どっちもどっちなんですけどね、と言うと、少し笑った。
笑って貰えると嬉しい。

ご主人様は、もう、ご主人様以外の役を手放して、
私の「ご主人様の奴隷」以外の肩書きを剥いでくれる。
それが気持ちいい。
ご主人様の前での在り方が定まっていて
それが心地良い。

私のショーツを脱がし、
足の指をそこに入れ、
声をおしころして、控えめに喘ぐ様子を観察している。

その途中で、
ご主人様をスマフォに奪われる。
・・・寂しい。
新聞や本は壁だけれど、
携帯やスマフォは窓だ。
ここいいて、ここにあるものを見ているのでは無くて、
どこかにいて、どこか遠くを見ている。
私の知らない場所

ふと思う。
ここにいて、ここにあるものを舐めて、心がどこかにあるのと、
身体はなくて、コトバが届くのと、
どちらが「つながって」いるのか

私にときどき届くコトバは、
こんなふうに、
誰かの奉仕をうけながら紡がれたものかもしれなかった。
そういうことを想起させた。
(そういうのが主にとって「そそる」のかもしれない)

遠いなと思う。
もうここに居る私は重量がないのかなと思う。
それは本当に苦しい思いだったので、後日、
ご主人様に話して、それはそれは煙たがられた(笑)
私は、まだ奴隷でいていいのか、重荷ではないのかと、
何度も聞いてしまったのでした。




ご主人様はすごく特別だった。
特別だと思いたい特別な気持ちが
私にあったから特別だった。

足の指で充分、丹念に嬲ってから
私の液でぬらりと湿った足を
舐めろと眼で命じられる。
なまあたたかい味。

ご主人様は、そのまま、フェラチ/オを赦す。
あのときや、あのときは、本当に、鼓動で満たされていた。
衝動を感じて、何度だって痺れた。
硬くそそり立つ。
匂いたつのは、私のよく知るなまめかしい香り。
いやらしい密林。

「飽きられたのだ」
ふと、そう思う。

片手間なのは嫌だ
そういうことなのだと思う。
片手間に見るのがAVでも、メールボックスでも、
いくときは私で感じて欲しい
そういう

欲を感じる。

深く咥える。
くぐもった音と共に、
奥へ、奥へ
ご主人様は、携帯から少し目を離して、
左手で私の髪を一度だけ軽く撫で、
掴んで、
深く咥え「させる」。
一度、携帯をデスクにおいて、
改めて、両手で側頭部を掴み、
上下に揺する。
快感のための扱いに快感を得る。
こんなふうに全身でおもちゃにして欲しかったんだ。
ご主人様が私に向かう瞬間を感じたい

ただの物理的な刺激なら手で事足りて
なのに呼んで下さるのは
なにかが存在しているからで
そのなにかが主としての義務だというなら
私はそういうのは凄く嫌で
そういう関係は嫌
求められないことにはという意地
私とご主人様のあいだにあるのは
ルチーンじゃない
でも一切連絡が無いのも嫌
というわがままさ加減

わがままか

ザーメンを口にくださった後は、
私はご主人様の身体を揉みほぐす時間をいつくしむ。

私は私を置いていかれているように感じたことに
もう少し鈍感になってみようと思った。








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逢瀬日記49(1)

そろそろ調教慾も疼いてほしいものです。
と願っていた頃。
前回の逢瀬からしばらく時間が経過していた。

呼んで欲しい。お逢いできたらなあ。とは日頃思っていたものの、
実際に生じた突然のお呼び出しには緊張し、
そして、頬がゆるみます。

ジムで汗を流した後、
支度をします。
お道具と、ランジェリーと、メイク。

足元はラピスラズリ色のブルーに輝く
エナメルのヒール。
青のジャケットに、紺のスカート。
白の半そでブラウスにリボンを結ぶ。

浮足立つ。
なにせ久しぶりで。


とにかく場所へ急ぐ。
早足で。
すると、追い抜いたときに、
軽く咳払いをした男性が、
待ち望んでいた主だと気付く。

その眼があまりにも冷たかったのですごく良かった。

やさしさを求める心理と
冷たさを求める心理とはなんなのだろう?
私はきっと、ご主人様がやさしいだけでは満たされないだろうし
冷たいだけでも満たされないだろう。
この男性の温度調節は本当に優れている。

フルーツと、スナックと、お飲み物を用意して、
お部屋に赴く。

部屋で下着姿になり、
跪いたまま、
手にした首輪を掲げると、
その赤い首輪をきつく留めてくださいました。

孔雀・・ピーコック柄の、
ランジェリー。
深い翠が印象的で。
なぜ雄の彩がこれほどまでに美しいのだろう。
お気に入りのランジェリー。
ブラにもレースで、孔雀の羽がふちどり描かれ、
Tバックも、黒を基調として、
羽の柄が印象的にデザインされている。

性を喚起するための雄の美しさなら
惹かれるのは当然か。
私はまさしくそのように
姿態を、痴態を好んで現わし、
ご主人様の慾を満たしたいという一心で
そこに居るのだから。

挨拶を命じられ、
床を見つめたまま、
震える声で、
今宵の・・・お情けを頂戴することへの
感謝をお伝えします。






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逢瀬日記49(2)

「よし」
と、
撫でてくれる手の大きさが気持ちいい。
自分のそれとは違う掌。

首輪にパチンとフックを繋いでリードを持ってくださる。

ゾクゾクする。

自分の身体だと思っていたものが
自分のものではないと思い知らされるような感覚。

羞恥心から、目を逸らす。
横顔に、黒髪が流れる。



「膝立ち」

そのようにすると、
無言のまま、
ゆっくりと、
ひとさし指でキャミソールを捲られるので、

ご命令と思い、脱衣します。


「後ろ向け。」と、
その口から短いご命令。

「手は後ろ。」と、
声だけで、
私は緊縛されるのです。



指でショーツをまさぐられ、
ああ、濡れているのを自覚します。

ご主人様は私をよつばいにさせ、
リードを引いてくださいます。
床をはいずりまわるのも、
ご主人様にそうさせられている、と思うと
屈辱は強烈な快感に変換する不思議


洗面台にご主人様は腰掛け、
首輪をぐいと引きます。

この感じがたまらない。
声が。漏れる。

「なんだ。お前、お散歩だけで感じているのか?」
「お散歩だけでおまん/こ濡らすマゾ奴隷ですって言ってみろ。」

絶え絶えの声で、
そのままを、伝えます。


足で、私の身体を踏む。
ご主人様の、足で。
雌になっていくのが、
わかる。

私はそれでしかない。






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逢瀬日記49(3)

よつばいのまま、
リードで牽かれ、
もといたソファのあたりまで
ぐるりと
歩きます。

手と膝を交互に床に擦り付ける私に向かって、
ご主人様は鞭をふるいます。

パシンと響く音。

気持ちいいと感じる身体。

いたい、きもちいい。
いたい、きもちいい。

甲高い声や、
低く呻く声が
思わず漏れる。

「腰振れ」
その声が、
そう命じて、
私はご主人様が頷くまで、
いやらしく腰を揺らし続けます。

「ご主人様が」「私をみて」「私に向けて」「鞭をおろす」ことが、
きもちいい。

いたい。

このいたみを身体が覚えてくれる。
私の身体がご主人様を覚えてくれる。

ご主人様は、「そのままいくか?」と静かに問い、
私の身体はそれにすぐ、
こたえてしまう。







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逢瀬日記49(4)

ご主人様は、ベッドのふちに掛け、
足を私の鼻先に突き付けて、
「舐めてろ」、と、命じます。

うきうきして、
私は舌を差し出します。

少し、しょっぱい。
ペロペロと、
絶え間なく舌を働かせます。
厭きのないループ。

ご主人様は、
ぐっと、リードを引き寄せ、
ベッドに私を上げてくださいました。

近くなる肌と肌。
うれしい・・・。

両足をすっかり舐め上げてしまてからは、
膝、腿と上がっていきます。
指先で、その肌に触れます。
私とは違う身体なのに、
それへの愛撫が、私に快感を誘起させる不思議。
私の身体はご主人様の身体にせいいっぱい同期しようとする。
妖しいしくみ。

ご主人様の身体が反応していくのを識って、
うれしくなります。

もっと、もっと、気持ちよくなってほしいのです。

“ああ・・・、ここ?”
“ここが、好いのですか?”
そんなふうな会話は一切なされませんが、
私の身体が、ご主人様の身体に話しかけます。
声なく交わされる会話が、
快感を深めるようにも思います。

静かな部屋に、湿った音が
這いずりまわります。

くんくんと嗅ぐように股間に鼻先を近づけると、
ショーツを脱いでくださいます。
鼻先で、触れ、背中を向けてもらうように催促をして、
背筋から、アナ/ルへ向かって、
舌を遊ばせます。

指先で、隆起したところにそっと触れながら、
舌でその窪みをなぞれば、
ピクンと動じ、
指先が湿り気を帯びるのを、感じます。

透明のすこし粘ついた液、
その反応に喜んで、
私自身からも、とろりとしたものが
あふれてくるのが、わかります。

根元のほうを、
すこし早めに
擦ってみると、
低い声が漏れて・・

アナ/ルへの愛撫を舌から指先へと転じて
充分に唾液で湿らせたところを
ちゅぷちゅぷと刺激しながら、
おちんち/んを咥え、頭を振ります。
なるべく奥まで・・・
喉の奥にあたって、
何度もえづいてしまいます。
涙が反射的にこぼれ、
下まぶたにマスカラが黒くにじみます。

ご主人様は私の身体を引き上げて、
ベッドに寝かせるようにして、
上から顔へ跨り、
何度も口の奥のほうを突き上げます。

ぼうっとした、靄がかった意識の向こうで、
「このままいくぞ、ザーメンほしいか。」という声がします。
唾液と涙でぐちゃぐちゃになり、
声がうまく出ません。
「ばい、ごじゅじんだまの、だーめんはじいでふ」
みたいに子音が崩れて、
言葉のていをなしてはいません。
ぐちゃぐちゃのまま、
このぐちゃぐちゃがすきだと、思います。
動きを止めず、
ご主人様は、その部分の血管が太く膨張する頃、
根元をしごいて、
私の唇のなかへ、
濃ゆいザーメンを放出してくださいました。










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逢瀬日記49(5)

ねそべるご主人様の、大きな背中をもみほぐします。
会話を持たないまま、
ただただマッサージを続けているものですから、
途中、
本気で眠っているように思われて、
可笑しくなりました。
なんといいますか、
おつかれのところ、
このような時間を持っていただいて、
うれしいなという思いです。

しばらくそのまま揉み続けていると、
「おいで」と、そばへと呼んでくださりました。

ご主人様と添い寝。
近い・・。
腕枕。
体温。

滅多にないことをこの身に受けるうれしさで、
胸の奥のほうがあたたかくなります。

ご主人様の胸に右手を置いていると、
ご主人様が左手で私の手を包んでくださいました。
大きな想いに満たされる、
ほんの数秒が、長い長い時間に感じる、稀有な体験


ご主人様は、私を残して起き上がり、
縄を手に取ります。
「後ろ向け」と命じて、
私の胸に縄をかけます。
「後ろ向け」と命じて、
上半身と下半身をそれぞれ、
ご主人様の思うような形に固定して、
私の奥にバイブを突き立てました。

バイブの入っている、それ自体のシリコンの感じと、
ご主人様がバイブを手にとって出し入れするときの感じが
感覚としてすごく違って、
ご主人様がそんなふうに動かすと、
狂うようによがってしまいます。

バイブを咥え込ませたまま、転がされて、
角度的に視野にご主人様が入りにくいままの態勢で、
ご主人様の姿を探します。
私をこんなふうにしてしまうご主人様を見たい。
見たい、もっと見たい・・・。

芋虫みたい、
自由にならない体のまま、
ご主人様を探します。

ご主人様は、おもむろにバイブを引き抜いて、
その空白に
屹立したおちんち/んを嵌めます。

呻くように、喘ぎます。
「ご主人様、うれしいです」
「うれしい」
「うれしい」
壊れたように、何度も。
泣きそうなほど、気持ちよくて、
ご主人様が、今、私をつかってくれている、そのことが。事実が。

ご主人様の中を抉る感じ、埋められてゆく感じ、
絶え間なく・・

ス・・・と、ご主人様は身体を離し、
寂しくなった空間に、バイブを嵌め込みます。
ヴーーー、と、うねる電動音。

ソファに戻り、何事もなかったように足を組むご主人様。
ご主人様の余韻に、のみこまれたままで
長い時間、バイブを咥えて腰をくねらせました。
実際には、それほど時間は経過していなかったのかもしれません。
けれども、
長く、長く、感じました。
なにか興を惹いたのか、
ご主人様はさらにアナルプラグを手に取って、
もじもじと動く私を手で固定して、
アナルに栓をします。
膣と、直腸とに感じる異物感、
動けない身体は
刺激に反応してしまうだけの肉塊。

刺激への自制が利きがたくなる頃合いに、
ご主人様は、プラグとバイブを引き抜いて、
後背位から、
ご主人様自身で犯してくださいました。
「ご主人様」、
「ご主人様」
今ここにしかない快感を追いかけるみたい
どこまでが快感でどこからが苦痛かわからない
心も身体もそれを求めている・・・。


その行為が終わると、
ご主人様は縄をほどいてくださいました。
肌にしっかり跡を残して・・

ご主人様はベッドに座られたので、
はいより、今まで私のなかに入っていたところに
むしゃぶりつきました。
喉の奥まで咥えて、
口が唾液で満たされるのを待って唇を引き上げ、
また奥まで含みなおす、ということを
何ストロークも続けていたら、
口の中でどんどん大きくなり、
息が苦しくなりました。
じゅぷじゅぷ、次から次からあふれてきます。
「いいぞ」と、髪に手を置いてくださいました。
「出すよ・・」
大きく脈打つのを感じて、
もういちど、ご主人様のものを、くださいました。



本日は、智薫をお呼びくださり、ありがとうございました。







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逢瀬日記50

この日は、ご主人様の多忙のあいまを
かいくぐるような逢瀬

夜の隙間、というタイトルがうかぶ。

その隙間に
私を滑り込ませてくださる
ご主人様のマネジメントが嬉しい。

私はその隙間を、
入口から出口まで、
大切にしようと思う。

よろしくお願いいたします、から、
ありがとうございました、まで。

または、お逢いする前の時間、
お逢いしてからの余韻まで。


ご主人様からのメールが届き、
緊張感が増す。

もうすぐ、もうすぐ・・・。

近づけば
近づくほど恐れ、

遠のけば、
切ない

不思議な距離感。

それを感じるのも、
感じないでおくのも、
また、
私自身なのだけれども

すぐ過ぎてしまう逢瀬でも
きちんと締めてくださる首輪がうれしい。

きちんと、“私のものだ”と教えてくださる
ご主人様でいらっしゃるのがうれしい。






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