2ntブログ

逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

逢瀬日記33(1)

ご主人様に叱られました。




突然のお呼び出しに、
私は、こっそり(笑)おしりの処理をしてから、
待ち合わせ場所に向かいます。

夜の風はまだ少し厳しい、
指先が冷えていく。

まっすぐ行く道の先に、ご主人様の背中を見つけます。
ああ、
もう、
こんなに遠い距離でも、
ご主人様だって、
すぐに判るんだ・・・。
そういう自分の変化を知ります。

やっぱり、ご主人様の背中は、ご主人様だけのもので。

なにげなく振り向いたご主人様は、
その眼に、すぐ私を捕らえてしまいます。

そして、牽かれるように、
私を、
その眼だけで、
ついてくるように、命じて、
二人だけの空間へと、導きます。

そこにつくと、
ご挨拶を命じ、
脱衣を済ませて、ヒョウ柄に、ところどころスワロフスキーが彩った
下着姿で、
床に額を着けます。

ご主人様に奴隷のご挨拶をしたあと、
最近の非礼を詫びました。
具体的には、
ご主人様のご命令を達成できなかったことや、
ご主人様からのメールに即返信できなかったこと、
など。

ご主人様は、ふわり、と、私の髪を撫で、
それでいて、とても冷たい声で言いました。

「どうして、できないのかな、」
「一つ一つは、難しいことではないよね。」

そんなふうにため息まじりにおっしゃる、
ご主人様の眼を、おそるおそる、
床だけを見ていた視線をあげ、
まっすぐ見つめます。

「智薫は、いつまでたっても、
2つのことが直らないよね。

メールで言おうかと思ったけれど、
大事なことなので、直接言います。」

ご主人様は、そう、おっしゃって、
私の目をまっすぐ見ました。

黒い瞳。
私のすべてを映す黒い瞳で。



「ひとつは、自分を守ろうとすること。
前に、自分でも言っていたけれど、
傷つきたくないから、期待しないでおこうとか、
もうひとつは、
ものごとを、自分に都合のいいように解釈しようとするところ。
・・・、
今までは、それでうまくいっていたんだろうね。
判らなかったり、
出来なかったら、
訊くか、お願いすればいいことでしょう。
前も、同じようなことがあったよね。
どうすればいいと思う?」

そんなふうに、私の振る舞いを、解釈を、行動を、
ご主人様は静かに叱りつけました。
それが静かであればあるほど、
私を痛めつけました。
また、
「私の奴隷になってからどのくらい経つの?」と、
そんなふうにも
おっしゃいました。

私には
もう、
調教のしがいがないのかもしれない。
そんなふうに思えて、
ただ、ただ、
悲しくて、仕方在りませんでした。
私は、ただただ、
言葉を見つけられることもなく、
まっすぐに、
ご主人様を見つめて、いました。

ご主人様は、
少しのため息のあとで、
こんなふうにおっしゃいました。

「明日からの命令をします。
ひとつは、
毎朝メールを送ること。
もうひとつは、どこでもいいから、毎日、
すんどめのオナ/ニーをすること。
いいっていうまで。
絶対いくなよ。
それから、
プラグの命令は続行。
入れるときは写真で報告すること。
時間に余裕があれば、抜くときも報告すること。
わかった?」
そんなふうに。
「なぜ、この命令をすのか、理解できる?」
ご主人様は、私に、そう問いました。

私は、おそるおそる、口にしました。
「ご主人様の意思で私が動くこと、と、
自分の欲求を優先しないこと、ですか?」
と。










お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。


別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨

逢瀬日記33(2)

「そう・・、明日から頑張りなさい」
そのように、応えてくださいました。

私は、ご主人様から
新しい命令をいただいたよろこびと、
出来ていない自分へのかなしみと、
ご主人様に悦んで頂きたいという気持ちで
いっぱいになってしまいました。
なんというか、
気持ちがいっぱいになるというのは、
こういう感覚なんだと思いました。

私は、ご主人様への気持ちでいっぱいになっていました。
そうです、
私は、
ご主人様への気持ちだけで、
満たされていました。
それが罰でも、
痛みでも。

こんなに、自分以外のなにかで満たされる感覚に
こわさと、幸福感でいっぱいになっていました。
こういう感覚があるんだって思いました。

「とりあえず、今日は鞭をします。」
「最近は、お仕置きしてばかりだな。」
そうおっしゃるご主人様は、
私を膝立ちにして、
ロープで体軀を縛ってゆきました。
罰を与えるために。








お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。


別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨

逢瀬日記33(3)

「いただきます」のときのように、
てのひらを、胸の前で合わせるようにさせたまま、
それを高く掲げさせ、そのまま後ろに倒すようにして
腕は固定されます。

それから、股に当たる部分の縄は、
きつく結び目をつくられ、
通されます。
ぎしぎしと、身体が軋みました。

鏡で、その姿を私にいちど見せてから、
ゆっくりと立たせて、
ご主人様は鞭を振るいました。
痛みが身体に刻まれます。
ベッドへ追い上げて、
それから再び、
今度は一本鞭で、
何度も皮膚を打ちました。

裂かれそうな痛みに、うずくまりました。
比較的、「やさしく」
打ってくださっているのでしょうが、
どの一打も、痛くて痛くて堪りませんでした。
痛みで涙が出ました。

ご主人様は、3数えるように命じて、
一打目、二打目、三打目・・と、
私のカウントに合わせて、
鞭をしならせました。

痛みに、唇をきつく閉じました。
きっと、白い肌は、赤みが差して、ひりひりと熱をもっていることでしょう。
ご主人様は、打ち終えると、
そのまま、
“味見をするように”して、
縄のあいだから硬くなった性器をさしこんで、
おまん/こを使いました。
気紛れに突くのを止め、
ロープを解いていただきます。
うずくまる私に、
どんな気分か、訊かれました。

“何かが入ってくる感覚”が久しぶりだったおまん/こは、
じんじんと疼き、ずきずきと痛みました。
打たれた後の皮膚は、
ひりひりと敏感になっていました。
私はベッドに座り込んで、何も言えずにいました。

ご主人様は、再び、
どんな気分かと、私に訊きました。











お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。



別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨

逢瀬日記33(4)

ご主人様に、言葉を求められた私は
ためらいながら、
ぽつり、ぽつりと、言葉を繋ぎました。

「同じようなことで
何度も叱られて、それでも直らなくて、
はずかしいし、申し訳ないきもちです」

「ご主人様のことを大事にできていないし、
自分のことを優先してしまう私に、
ご主人様の奴隷としての、存在価値は、ない」

“存在価値”
そう、自分で言った言葉が、
自分に刺さって、
何度も涙が雫になって、
ぽたりぽたりと頬をつたって、太腿に落ちました。

ご主人様を大事にできない奴隷なんて
そのような想いが溢れるたびに、
今まで何度も口にしてきた
「ご主人様の理想の奴隷になれるように」
という言葉が、そらぞらしく思えました。

ご主人様は、私の頭にぽんと手をのせてから、
こっちの方へ、と床を指さしました。

床に移り、伏す私の顔を上げさせて、
おちんち/んを口に含ませました。
あ、おしっこだ、と思いました。
その通りに、
ご主人様が流す液体を、
口腔で受け取りました。

その行為が済んだ後、「おしおきは今日はもういい」
そんなふうにおっしゃいました。

シャワーへ立つご主人様を追わず、
後片付けをしました。
涙ってこんなにたくさん出るんだ、と思いました。

本日は智薫をお呼びいただきありがとうございました。










お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。


別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨

逢瀬日記34(1) 犬

この日の逢瀬は、あらかじめ予定されていたものでした。
そのため、その予定に向かって、
他の所用を一生懸命片づけていました。
ご主人様は、「私の愉しみのために智薫をたくさん虐めるから」と、
そうおっしゃってくださり、
ご主人様が、少しでも満たされる時間を
ともに創ることができたらいいなと望んでおりました。

うれしくなってしまう。
今日という日。
私のスケジュールにも、
ご主人様のスケジュールにも、
同じ予定が刻まれていると思うと。

わりと胸元があいた、BALLSEYのえんじ色の、ゆったりとした7分袖の
薄手のニットと、
黒のフレアつきの膝上丈のタイトスカート。
“絶対領域”までが網タイツになっている
切り替えつきの黒タイツ。
胸元を飾る、フェイクのパールネックレスをじゃらじゃら揺らして、
道を急ぎます。

今日の下着は、
黒地にちいさな花の刺繍が入った
ブラと、おそろいのTバックショーツ。
きゅっと、締めるように女の部分に宛がわれる
ちいさな布地。
そこが、
ご主人様の訪れを待つ緊張と期待で、
湿ってしまうのがわかります・・・。

はやくその眼にとらえられたいと望みます

しばらくして、
ご主人様がお見えになり、
息が止まりそうな心地を味わいます。
くるしい。
この瞬間が全てだと思える。

そのような気持ちを、時間を
与えて下さることに
深い感謝をもって
繋がれる








お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。



別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨

逢瀬日記34(2) 犬

ご主人様とすこし距離をとって歩くせいか、
欲と暇を持て余す男性に声をかけられる。
節目がちに、首を振って断り、足を速める。
頭を下げて、ご主人様を見失わないように駆け足で進む。

ご主人様に差し出せる飲み物を持ち合わせていなかったので、
そばにある自動販売機に立ち寄ると、
たちまち、
その姿を見失ってしまいました。
どうしよう・・・、
そう、思い悩んだ頃、
宵闇が深まる道のさきに、
ご主人様を見つけました。
もう一度、
離れないよう、ついて歩きます。

ご主人様は、
よく選ぶルートを外れて、
飲食店へと入られました。
あとにつづきます。
壁にしつらえたモニターに、
異境の綺麗な海が映り、
ゆったりとした唄声がながれる、
落ち着いたお店。

席について、
ご主人様は、ひとこと、
「いっぱい泣いた?」と、
優しい表情で尋ねられました。

先日の、メールでのやりとりが思い出されて、
私は、また、泣きそうになってしまいました。

私が俯いているあいだ、
ご主人様は、メニューに目をおとし、
アルコールを二人分と、
いくつかの料理を注文してくださいました。

すこしして、
テーブルにお皿が並んでいきます。

私は、ご主人様をまっすぐ見つめると、
泣きそうになるので、
壁の、綺麗な海を映すモニタを
じっと見つめていました。
ご主人様の好む海の風景。
ご主人様の愛する地。


ご主人様と、こんなふうに
テーブルを囲むのは、グラスを触れあわせるのは、
幾度目のことでしょう。
香気を放つ、アルコールで唇を湿らせます。
唇に触れ、唇を濡らす透明なアルコールは、
高まる緊張をゆるやかに、甘やかしてくれます。
ご主人様の選んだお料理は、
思っていたよりもずっとおいしくて、
「おいしいです」と、にこにこしてしまいました。
ご主人様の小皿に、お料理を取り分けるのも、
ふだんにはないご奉仕だったので、
新鮮に思いました。うれしいことのひとつ。

はじめて口にするメニューを、
ひとつひとつ解説してくださいます。

ご主人様と共にする食事は、
普段のそれとは違います。
ひとくち、ひとくちに注意を払って、
“ご主人様とご一緒にお食事していること”に
意識が集中します。
密度を高めて、気持ちを集中させて、
「ご主人様と私の時間」の完成度を高めることを望みます。
純度を高く、まっすぐご主人様の言葉を聴いて
主のいる空気を嗅いで、
主のかたちを焼き付けるように視る・・・。
五感を主のために総て。

お皿が綺麗になる頃、
「行くか、」と、席を立つのを見つめます。
過ぎていく時間を見つめます。
それから続けて私も席を立ちます。
まだ私に残されている夜の続きを確かめに。








お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。



別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨

逢瀬日記34(3) 犬

二人の部屋、音もなく静かに。
私はご主人様の靴を揃えて室内に入ってから、
お道具を準備します。

私は、ここに到着する前にこういったご命令を受けている。
「智薫。
このメールを見た時点から、今日の智薫のすべての排泄は
私が管理する。
許可無く排泄、浣腸をしないように。」

お逢いするまえから、今日の調教は始まっていました。
黒地に小さな花柄の刺繍のある下着姿になり、
その足元へ跪いてご挨拶をしました。

ご主人様は、おおきな掌で、
まるで、本物の犬を撫でるような感じで、
私の頭を撫でました。
首輪をつけていただいて、
それで、よりいっそう、
犬になった気持ちがしました。

私にとって、首輪は、
「このかたに従属するしるし」
「ご主人様の奴隷の証」
そういった“意味”や、“称号”として機能し、
そのことによって快感をもたらしますが、
この日の、このときは、
「犬に巻いている“モノ”としての首輪」
そんな気がしました。
違和感・・、
奴隷という種類の女ではなく、
犬として、そこに。

つづけてご主人様は、
私のアナ/ルへ、アナル/パールをさしこんで、
しっぽみたいにして生やしました。

私に繋いだ、リードを思うままに牽いて、
部屋をよつばいで歩かせました。

部屋の、角にある、ゴミ箱を、
手を使わずに取ってくるよう命じられました。











お越し下さり、ありがとうございます。
1クリックをお願いします。



別窓 | 逢瀬日記31~ | コメント:0 | ∧top | under∨
<<BACK | 逢瀬日記 | NEXT>>